2023.10.11
中古車購入前に走行距離をチェック!距離の目安や選ぶポイントを解説
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
中古車を選ぶ際には、車の状態をさまざまな面から確認することが大切です。
中古車購入前に注目しておきたいポイントのひとつが、走行距離。
走行距離は、車両の状態を知るための目安となります。
今回は、中古車購入前に走行距離を確認するときのポイントや、走行距離別に中古車選びのポイントをご紹介します。
中古車の走行距離は何kmが目安?走行距離の確認は重要?
まずは、中古車の状態を判断するにあたって、走行距離の目安や走行距離の確認の重要性についてみていきましょう。
走行距離の目安は普通車であれば1年間に1万km
普通車の走行距離は、「1年間で1万km」を目安にするのが一般的です。
つまり、新車登録から3年経過している普通車の走行距離であれば3万Kmがひとつの基準となります。
軽自動車の場合は、普通車よりもやや少ない「1年間で8,000km」が目安といわれています。
新車登録から3年経過している軽自動車の場合は、2万4,000kmを目安にすると良いでしょう。
しかし、走行距離が目安の距離を超えているからといって、その車両の状態が悪いとは一概には言えません。
反対に、目安とする距離より走行距離が少ないからといって、車両の状態が良いとも限らないのです。
そのため、中古車の走行距離は、車両の状態を知るための判断材料となります。
中古車購入前に走行距離や車の状態を確認することは重要!
中古車を購入する際の走行距離の確認は、非常に重要です。
例えば、年式のわりに走行距離が極端に少ない車は長期間走行されていない可能性も。
普通車であれば「1年間で1万km」を目安として走行距離を確認すると、その車が「コンディションを悪化させない乗り方をされてきたかどうか」を見極めることができるといえます。
とはいえ、中古車によってどのような乗り方をしてきたのかは異なります。
走行距離が多くても、前のオーナーによってきちんと整備をされ、大切に乗られてきた車もあるでしょう。
正しく中古車の状態を判断するためには、走行距離以外だけでなく、車の状態や見た目、メンテナンス記録など、さまざまな情報をチェックする必要があります。
中古車購入前に走行距離を確認するときのポイント
中古車の走行距離の確認にあたっては、次のポイントに注意するようにしましょう。
- 年式と走行距離のバランスが取れている車両を選ぶ
- メンテナンス歴・修復歴を確認する
- 契約書と車検証の走行距離を確認する
- タイミングベルトの交換歴を確認する
以上4つのポイントについて詳しくご説明します。
年式と走行距離のバランスが取れている車両を選ぶ
状態の良い中古車を選ぶためには、年式と走行距離のバランスが取れている車両を選ぶようにしましょう。
「1年間で1万km(軽自動車の場合は1年間で8,000km)」という走行距離の目安は、このバランスを判断するのに役立ちます。
走行距離が目安とする距離を極端に超える車両(過走行車)や、目安よりも走行距離が極端に少ない車両はコンディションに問題がある可能性があります。
メンテナンス歴・修復歴を確認する
中古車の状態をチェックする際は、走行距離とあわせて「メンテナンス歴」を確認しておくことをおすすめします。
走行距離が目安よりも多くても、または少なくても、その分メンテナンスがきちんと行われていれば、車両の状態は良いと判断できるためです。
また、車両の「修復歴」も必ず見ておきましょう。
修復の有無やその内容がわかれば、それは車両の状態を判断する重要な要素となります。
車両の状態は整備記録簿(メンテナンスノート)で確認できます。
修復歴ありの中古車を購入することに不安がある場合は、「修復歴ありの中古車を取り扱っていない販売店」で購入することもご検討ください。
ヤナセアウディでは認定中古車制度にもとづいた中古車販売を行なっており、修復歴車や改造車を取り扱っていないため、安心して車選びをお楽しみいただけます。
修復歴ありの中古車については、以下のコラムで詳しくご紹介しています。
契約書と車検証の走行距離を確認する
中古車購入前に実車を確認する際は、メーターパネルのオドメーター(走行距離計)だけでなく、契約書と車検証で走行距離を確認することも大切です。
契約書や車検証には、その車の走行距離が記載されています。
オドメーター、契約書、車検証の走行距離が極端に異なる場合、または走行距離が「不明」となっている場合には注意が必要。
メーター戻しやメーター交換により、正しい走行距離が記載されていない・わからなくなっている可能性があるためです。
契約書の内容をよく確認し、不審な点がある場合には購入を見送ることも検討しましょう。
タイミングベルトの交換歴を確認する
タイミングベルトとは、エンジン内部にあるゴム製のベルトのことです。
このベルトは、自動車が走行を重ねるにつれ、劣化していきます。
一般的にタイミングベルトの交換時期は、走行距離10万km程度が目安といわれています。
つまり、タイミングベルトの交換が行われていれば、その車両は10万km以上走行している可能性が高いです。
とはいえ、タイミングベルトはカバーで覆われており、整備士以外が確認することは基本的にできません。
タイミングベルト交換時には、カバーに交換日時やその時点での走行距離を記載したシールが貼られるので、そちらを確認すると良いでしょう。
走行距離別に中古車選びのポイントをご紹介
中古車選びでは、走行距離によって見るべきポイントが異なります。
ここでは、そのポイントを走行距離別にご紹介します。
3万km
走行距離が3万km程度の中古車は、年式が新しく、車の状態も良い車両が多いです。
そのため、走行距離が多い車両と比べると、コンディションも良いと考えられます。
ただし、年式が古いにも関わらず、3万km程度しか走行していない中古車には要注意。
ほとんど乗られずに放置されていて、部品などが劣化している可能性もあります。
そのような車の購入を検討する場合には、入念な点検が必要でしょう。
走行距離3万kmの中古車は、新車と大きく状態が変わらない分、価格があまり下がりません。
そのため、「状態の良い中古車を新車より安い価格で購入したい」という方におすすめです。
5万km
走行距離が5万kmを超えると、中古車の価格相場は下がっていきます。
走行距離5万kmは、多くの人が車を乗り換えるタイミングのひとつだからです。
そのため、「比較的状態の良い中古車を安く手に入れたい」という方は、走行距離5万km程度の中古車を検討すると良いでしょう。
走行距離5万km程度の中古車の中には、状態が良い車両が多数あります。
場合によっては、状態の良い人気の車種を安く手に入れることができるかもしれません。
また、価格によってはローンなしで車を購入できる可能性も考えられます。
とはいえ、中古車の状態は車両によって異なるため、ご自身のニーズに応じた車を選びましょう。
10万km
新車登録から10年、または走行距離が10万kmを超えた車は、中古車市場での価格が大きく下がります。
走行距離が10万kmを超えるとエンジンのトラブルが起きやすくなりますし、タイミングベルトをはじめ、エンジン回りの部品交換などが必要となる場合もあるからです。
ちなみに、新車登録から10年・走行距離10万kmが車の寿命の目安といわれていますが、一般財団法人 自動車検査登録情報協会の自動車の平均使用年数の調査によると、令和5年(2023年)3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.42年です。
車両によって状態も異なりますが、定期的なメンテナンスをしていれば問題なく乗ることは可能でしょう。
走行距離10万km超の中古車を購入する場合には、車の状態はもちろん、メンテナンス記録についてもしっかり確認しておく必要があります。
走行距離10万km超の中古車は、車の状態よりも価格の安さにこだわる方に向いています。
ただし、乗り換え時の買取で値段がつかない場合もあるため、乗り潰しを前提にしておくことをおすすめします。
※人気の車種や販売台数の少ない車であれば買取される場合や、車の分解後にパーツ(部品)として販売する目的で下取りされる場合もあります。
車を買い替えるタイミングや車の寿命について、詳しくは以下のコラムで解説しています。
車の買い替えサイクルをご紹介!お得に買い替えるタイミングも確認
中古車を選ぶ際には、年式についてもあわせてご確認ください。
ヤナセアウディの認定中古車が満たす基準もご紹介
ヤナセアウディでは、認定中古車制度にもとづいた中古車販売を行なっております。
アウディの認定中古車制度の条件は、次の5つ。
- アウディ正規輸入車である
- 新車登録時からの正規メンテナンスノートがある
- 初年度登録から12年以内である
- 走行距離が10万km以下である
- 修復歴車・改造車ではない
ヤナセアウディの認定中古車としてラインアップされているのは、この5つの条件をすべて満たした車両となっているため、安心して中古車をお選びいただけます。
アウディへの乗り換えや車の買い替えをお考えの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
中古車購入前に走行距離を要チェック!ニーズに応じて車を選ぼう
中古車の購入にあたって、走行距離の確認は重要です。
走行距離は、その車の状態を判断する基準のひとつとなるためです。
中古車選びの際には、まず年式と走行距離のバランスが取れているかに注目しましょう。
走行距離を確認する時には、メーターパネルのオドメーター(走行距離計)の距離だけでなく、契約書や車検証の走行距離を比較することも大切です。
あわせて、メンテナンス歴・修復歴やタイミングベルトの交換歴も確認しておくことをおすすめいたします。
また、中古車は「3万km」「5万km」「10万km」といった走行距離によって、価格の相場や車両の状態に差があります。
ご自身のニーズに応じた車を選びましょう。
車の状態にこだわるなら走行距離が少ない中古車を、価格の安さにこだわるなら走行距離が10万kmを超えた中古車の購入を選択肢に入れると良いでしょう。
ヤナセアウディでは、認定中古車と認められた上質なコンディションのアウディの中古車を多数取り揃えております。
アウディの中古車をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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