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2025.06.13

中古車に長く乗るには?愛車を大切に維持するコツを解説

アウディヤナセオートモーティブの清水です。

 

中古車を購入したら、できるだけ長く安全に乗り続けたいと考える方は多いのではないでしょうか。 

 

車は適切なメンテナンスと乗り方次第で、長く乗り続けることができます。

 

今回は、中古車に長く乗るために大切なポイントから、日々のメンテナンス方法、車に優しい運転方法まで、長く愛車と付き合うためのコツをご紹介します。

アウディ車の駐車場

 

 

中古車に長く乗るために大切なポイントは?

中古車に長く乗るためには、購入時から意識すべき重要なポイントがあります。 

 

これらのポイントを押さえることで、愛車の寿命を大幅に延ばすことができます。

 

信頼できるディーラー・販売店を選ぶ

中古車を安心して長く乗り続けるためには、信頼できるディーラーや販売店から購入することが大切です。

 

優良な販売店では、定期点検整備記録簿がしっかりと保管されており、車両の整備履歴を確認できます。 

 

記録簿には過去の点検内容や部品交換の履歴が記載されているため、前のオーナーがどのように車を扱っていたかを判断する重要な手がかりとなります。

 

特に、エンジンオイルやブレーキフルード、タイミングベルトなどの定期交換部品が適切な時期に交換されているかを確認しましょう。 

 

これまでの整備履歴がきちんと残っている車両は、故障のリスクが低く、長く乗れる可能性が高いといえます。

 

中古車の年式に関することを詳しく知りたい方は、「中古車の「何年落ち」とは何か確認!選ぶ際のポイントもご紹介」をご参考ください。

 

適切な保管環境を整える

車を長持ちさせるためには、保管環境も重要な要素です。

 

屋根付きの駐車場や車庫で保管することで、雨や直射日光、風などの外的要因から車を守ることができます。

 

塗装の劣化は、車の美観だけでなく錆の発生にもつながるため、適切な保管環境を整えることをおすすめします。

 

屋外駐車の場合でも、カーカバーを使用することで劣化を遅らせられます。

 

また、定期的な洗車とワックスがけも、塗装を保護し車を長持ちさせる効果的な方法です。

 

車の寿命や耐用年数について詳しく知りたい方は、「中古車に何年乗る?車の寿命や耐用年数について知ろう!」もあわせてご覧ください。

 

 

中古車に長く乗るためには日々のメンテナンスが重要!

車に長く乗るためには、日々のメンテナンスが欠かせません。 

 

定期的な手入れを行うことで、車の性能を維持し、重大な故障を未然に防ぐことができます。

 

基本的なメンテナンス習慣を身につける

車を長く乗るためには、基本的なメンテナンス習慣を身につけることが大切です。

 

基本的なメンテナンスとは「エンジンオイル交換」「タイヤの空気圧チェック」「定期的な洗車」「バッテリー管理」などが挙げられます。

 

エンジンオイル交換

エンジンオイルは車の心臓部であるエンジンを正常に動かすために不可欠です。

オイルが劣化すると、エンジン内部の摩耗が進み、最悪の場合エンジンの故障につながります。 

 

そのため、使用環境に合わせて適切なタイミングで交換しましょう。

 

タイヤの空気圧チェック

タイヤの空気圧は、燃費や走行安全性に大きく影響します。

 

空気圧が不足すると、タイヤの偏摩耗やパンクのリスクが高まるため、月に1回程度、タイヤの空気圧をチェックし、適正な空気圧を維持しましょう。

 

定期的な洗車

洗車は見た目を美しく保つだけでなく、塩分や汚れによる錆の発生を防ぐ重要なメンテナンスです。 

 

特に冬季の融雪剤や海沿いの塩分は車体に悪影響を与えるため、車を長く乗り続けるためにも、こまめに洗車しましょう。

 

バッテリー管理

バッテリーは、電圧が不足するとエンジンがかからなくなるだけでなく、電子機器の動作不良の原因にもなります。 

 

特に気温が低い冬場はバッテリーの性能が低下しやすいため、定期的な点検が大切です。

 

このように、中古車を長く乗るためには、基本的なメンテナンス習慣を身につけ、適切なタイミングでの整備が必要です。

 

プロによる点検やメンテナンスが重要

定期的な点検は安全走行にも起因するため、自分でできる基本的なメンテナンスだけでなく、プロに依頼することがおすすめです。

 

プロの整備士による点検では、素人では気づけない微細な異常や、将来的に故障につながる可能性のある部品の劣化なども発見できます。

 

早期発見により重大な故障を防ぎ、結果的に修理費用を抑えられるでしょう。

 

また、車検や法定点検は、安全に走行するために法律で定められた点検ですが、これらを「費用」として捉えるのではなく、トラブル予防と寿命延長につながる「投資」として捉えることが、結果的に愛車を長く維持する秘訣となるでしょう。

 

正規ディーラーや認定工場の利用メリット

正規ディーラーや認定工場を利用することには、以下のようなメリットがあります。

  • 専門知識と技術力
  • アフターサービスの充実
  • 純正部品の使用

 

正規ディーラーには、メーカーの車を熟知した専門の整備士が在籍しています。 

 

メーカー独自の技術講習を受けており、それぞれのブランドにおける車の特性を深く理解しているため、安心して適切な整備を任せられます。

 

また、正規ディーラーでは、購入後のアフターサービスが充実していることもメリットです。

 

車検や定期点検の時期を適切なタイミングで案内してもらえるほか、車に関する問題や相談にも専門知識を持つスタッフが対応してくれます。

 

そして、認定工場や正規ディーラーでは、メーカー純正部品を使用します。 

 

純正部品は車両との適合性が高く、品質面でも安心して使用できるため、長期間の使用に適しています。

 

 

中古車に長く乗るためには乗り方にもコツがある!車に優しい運転とは?

車の寿命は運転の仕方によって大きく左右されます。 

 

車に負担をかけない優しい運転を心がけることで、機械的な寿命を延ばすことにつながるでしょう。

 

急発進・急ブレーキを避ける

急発進や急ブレーキは、エンジンやブレーキシステムに大きな負担をかけます。 

 

特にエンジンは急激な負荷の変化に弱く、急発進を繰り返すとエンジンの寿命を縮める原因となります。

 

また、急ブレーキはブレーキパッドやブレーキディスクの摩耗を早め、タイヤの偏摩耗の原因にもなります。 

 

余裕を持った運転を心がけ、滑らかな加速と減速を意識しましょう。

 

エンジンをかけてすぐの運転は避ける

エンジンをかけた直後は、エンジン内部の温度が低く、オイルの粘度も高い状態です。 

 

エンジン内部の温度が低い状態でいきなり高回転まで回したり、急発進したりすると、エンジン内部の摩耗が進む原因となります。

 

そのため、エンジンをかけた後は、すぐに走り出すのではなく、しばらくアイドリングをしてエンジン内部を温めましょう。

 

走行開始後も、最初の数分間は穏やかな運転を心がけることで、エンジンへの負担を軽減できます。

 

定期的に運転をする

長期間車を使わないでいると、バッテリーの過放電による劣化や、エンジンオイルが偏り、潤滑不良を起こすなど、車の各部に悪影響が出ます。

 

また、タイヤが同じ場所で圧迫され続けることで変形する可能性もあります。

 

あまり車に乗らない場合やセカンドカー、趣味の車の場合でも、定期的に運転することをおすすめします。

 

 

中古車に長く乗る際の注意点は?大切に乗った車を買い替えるタイミングも確認

自動車の点検

中古車に長く乗り続ける際には、いくつかの注意点があります。 

 

また、どんなに大切に乗っても、いずれは買い替えのタイミングが訪れることも理解しておきましょう。

 

中古車に長く乗る際の注意点

中古車に長く乗り続けるにあたって注意したいポイントをご紹介します。

 

部品の在庫問題

車の製造から年数が経過すると、交換用の純正部品が生産終了となる場合があります。 

 

一般的に、メーカーは新車販売終了しても部品の供給を行いますが、特定のパーツは生産が終了してしまうことがあります。

 

部品の入手困難が頻繁に発生するようになったら、買い替えを検討するタイミングと考えて良いでしょう。

 

過走行車に注意

愛車を長く大切に乗ることは重要ですが、過走行車の場合は注意が必要です。

 

過走行車は走行距離の多さにより、エンジンや駆動系の部品に負担が蓄積されています。

 

そのため、通常よりも高い技術力を持つ整備が求められることがあります。

 

年式が新しくても走行距離が平均以上の車両は、車体や部品に余計な負荷がかかって劣化している恐れがあります。

 

また、過走行距離車になると、タイミングベルトやウォーターポンプなど重要部品の交換時期を迎えるため、メンテナンス費用が高額になる傾向です。

 

過走行車の注意点や走行距離の目安について詳しく知りたい方は、以下コラムをご参考ください。

過走行車を購入する際の注意点は?メリット・デメリットも確認

中古車購入前に走行距離をチェック!距離の目安や選ぶポイントを解説

 

税金の増額

自動車には経年による税金の重課制度があります。 

 

新車登録から13年を経過すると、自動車税と自動車重量税が重課され、約15%の増税となります。 

 

これは環境負荷の観点から設けられた制度ですが、車を長く乗る際の維持費増加要因となります。

 

車検費用の増加

古い車は各部品の劣化により、車検時に交換が必要な部品が増える傾向です。

 

タイミングベルト、ブレーキパッド、各種ゴム部品、ホース類など、長く車に乗っていると交換が必要になる部品が多くあります。

これにより、新しい車と比較して車検費用が高額になる傾向があります。

 

車検費用が車両価値を大幅に上回るような状況になった場合は、修理して乗り続けるよりも、買い替えを検討する時期といえるでしょう。

 

車の買い替えタイミング

一般的な車の買い替えサイクルとしては、以下のようなパターンがあります。

  • 3年:初回車検前の乗り換え
  • 5年:2回目の車検前の乗り換え
  • 7年:3回目の車検前の乗り換え
  • 10年~13年:税金重課前での乗り換え

 

ただし、買い替えのタイミングは個人のライフスタイルの変化や車との付き合い方によって大きく異なります。 

 

家族構成の変化、転職、引越しなどのライフイベントに合わせて、最適な買い替えタイミングを検討することが大切です。

 

車の買い替えサイクルについて詳しく知りたい方は、「車の買い替えサイクルをご紹介!お得に買い替えるタイミングも確認」をご覧ください。

 

 

中古車に長く乗るには適切なメンテナンスと正しい知識が重要

中古車に長く乗るためには、信頼できるディーラー・販売店選びと適切な保管環境の整備が大切です。

 

その他にも、適切なメンテナンス習慣と正しい知識を身につける必要があります。

 

車の日々のメンテナンスとしては、エンジンオイル交換、タイヤの空気圧チェック、定期的な洗車、バッテリー管理などが挙げられます。

 

また、車検や定期点検は単なる費用ではなく、トラブル予防と寿命延長につながる投資として捉えましょう。

 

正規ディーラーや認定工場の専門知識と技術力、充実したアフターサービスを積極的に活用することをおすすめします。

 

中古車に長く乗るための運転方法としては、急発進・急ブレーキを避け、エンジンをかけた直後の無理な運転を控え、定期的な運転を心がけることで、車に優しい運転を実践できます。

 

長く乗る際の注意点として、部品の在庫問題、税金増額、車検費用の増加があることを理解しておきましょう。

 

自身のライフスタイルの変化に応じて、適切な買い替えタイミングを検討することが大切です。

 

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清水 敏弘シミズ トシヒロ

ヤナセ入社後、VW・Audiの輸入業務を経験した後、オペルの広告宣伝やメルセデス・ベンツの神奈川エリア販売促進業務を経て、現在Audiの販売促進活動に従事しています。

様々なモデルに携わらせていただいた立場から、Audiの特徴や先進技術は勿論、Audiを所有することで得られる豊かなカーライフ等を丁寧にお伝えできればと思います。

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