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2025.06.06

正規輸入車と並行輸入車の違いとは?購入前に知っておきたいポイント

アウディヤナセオートモーティブの清水です。

 

輸入車の購入を検討される際、「正規輸入車」「並行輸入車」という言葉を耳にしたことはありませんか?

 

どちらも海外自動車メーカーの車を日本で購入する方法ですが、いくつかの違いがあります。

 

今回は、正規輸入車と並行輸入車の違いをはじめ、それぞれのメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

 

後悔しない輸入車選びのために、購入前に知っておきたいポイントも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

大型貨物船と駐車場

 

 

正規輸入車・並行輸入車とは?購入方法も確認

輸入車の購入を検討する際に知っておきたいのが、「正規輸入車」と「並行輸入車」の違いです。

 

同じ海外自動車メーカーの車でも、輸入ルートや販売方法によって、大きく2つに分かれています。

 

それぞれの特徴や購入方法について、詳しくご紹介します。

 

正規輸入車とは

正規輸入車とは、海外の自動車メーカーが日本の法規や安全基準に適合するように仕様を変更・調整し、日本国内の正規ディーラーを通して販売される自動車のことです。

 

国土交通省の認可を受けた車両であり、日本の風土・規格に沿って製造された車両となります。

 

正規輸入車の購入方法は、国産車と同様に正規ディーラーや認定中古車取扱店で購入するのが一般的です。

 

全国に販売網が整備されており、希望のモデルやグレードを選んで購入可能です。

 

ヤナセアウディは、アウディの正規ディーラーに該当し、全国に展開。

新車・認定中古車の販売、およびアフターサービスを提供しています。

 

並行輸入車とは

並行輸入車とは、海外の自動車メーカーが製造した車両を、正規ディーラーを通さず、別ルートで日本に輸入・販売する車のことを指します。

 

海外のディーラーや中古車販売店から直接買い付けて輸入されるため、正規輸入車とは異なるルートで日本に入ってきます。

 

並行輸入車は、日本の法規や安全基準に適合していない可能性が高く、正規ディーラーで取り扱っていない車種やグレードも含まれます。

 

並行輸入車の購入方法としては、並行輸入車専門店や輸入代行業者を利用する方法、自分で海外から直接購入して輸入手続きを行う方法などがあります。

 

輸入車・外車と国産車の維持費の違いを知りたい方は、「輸入車・外車と国産車の維持費はどう違う?費用を抑えるポイントも確認」をあわせてご覧ください。

 

 

正規輸入車・並行輸入車のメリット・デメリットをご紹介

輸入車を選ぶ際、正規輸入車と並行輸入車にはそれぞれ異なるメリットとデメリットがあります。

 

購入を検討する前に、それぞれの特徴を十分に理解しておくことが大切です。

 

正規輸入車のメリット

正規輸入車の最大のメリットは、メーカー保証やアフターサービスが充実していることです。

 

正規ディーラーでは、専門知識を持つスタッフによる高品質なサービスを受けられるほか、メーカー保証も提供されるため安心感があります。

 

また、日本の道路事情や法規制に合わせた仕様に調整されているため、安全面や使い勝手の面でも優れています。

 

さらに、引越しなどで居住地が変わっても、全国に展開する正規ディーラーネットワークを通じて、継続的なサポートを受けられます。

 

認定中古車を取り扱うディーラーも多く、厳格な整備基準を満たした車両に保証が付いているため、初めての輸入車購入でも安心です。

 

正規輸入車のデメリット

正規輸入車のデメリットとしては、並行輸入車に比べて価格が高くなる傾向が挙げられます。

 

また、日本向けに導入されるモデルやグレードが限られているため、希望する車種や仕様が日本では販売されていない場合があります。

 

並行輸入車のメリット

並行輸入車のメリットは、日本では未導入のモデルやグレードを購入できる可能性があることです。

 

さらに、左ハンドル車が好みの方や、日本では設定のないボディカラー・オプションを求める方にとっては選択肢が広がるのも魅力だといえます。

 

並行輸入車のデメリット

並行輸入車のデメリットは、メーカー保証が適用されないケースが多いことです。

 

正規ディーラーでは整備・修理を受け付けてもらえない場合があることが挙げられます。

 

そのため、対応可能な整備工場を自分で探す必要があり、手間がかかります。

 

また、部品の在庫が日本国内にない場合、取り寄せに時間やコストがかかるケースも珍しくありません。

 

さらに、自動車保険の車両保険への加入が難しかったり、保険料が高額になったりする可能性もあるのです。

 

加えて、日本の法規に適合させるための構造変更や改造費用、輸送費・登録費用など、想定外の追加コストが発生することもあります。

 

 

正規輸入車・並行輸入車の違いは?価格・保証・アフターサービスの違いを確認

正規輸入車と並行輸入車の違いをさらに詳しく見ていきましょう。

 

購入を検討する際に重要となる「価格」「保証」「アフターサービス」「リセールバリュー」の4つの観点から比較します。

 

①価格の違い

一般的に、並行輸入車は正規輸入車に比べて車両価格が安い傾向にあります。

 

これは、為替の影響を直接反映できるためです。

特に円高の時期であれば、並行輸入車は正規輸入車より大幅に安くなることもあります。

 

ただし、並行輸入車の場合は車両価格の他に、輸送費、通関手続き費用、日本の法規に適合させるための改造費用など、さまざまな追加コストがかかります。

 

これらを含めると、実際の購入費用は当初の想定より高くなる可能性があるので、事前にしっかり確認しましょう。

 

結果的に、正規輸入車のほうが価格が安かったとなる可能性もあります。

 

②保証内容の違い

正規輸入車にはメーカー保証が付帯しており、新車なら一般的に3年間、または走行距離無制限の保証が受けられます。

 

認定中古車でも1年以上の保証が付くことが多く、全国の正規ディーラーで保証サービスを受けられます。

 

一方、並行輸入車はメーカー保証が適用されない場合がほとんどです。

 

販売店独自の保証が用意されていることもありますが、正規輸入車のような手厚い保証内容ではなく、限定的なことが多いでしょう。

 

そのため、購入前に保証内容についても、しっかり確認しておくと安心です。

 

③アフターサービスの違い

正規輸入車は、全国の正規ディーラーネットワークで均一な品質のアフターサービスが受けられます。

 

専門のメカニックによる整備や、純正部品の安定供給も魅力です。

 

一方、並行輸入車は、正規ディーラーでのアフターサービスを受けられない場合があり、並行輸入車専門の整備工場や販売店でメンテナンスを行う必要があります。

 

また、部品の取り寄せに時間がかかるため、修理に長期間を要することも少なくありません。

 

さらに、リコールが発生した場合でも情報が届きにくく、対応が遅れる可能性もあります。

 

④リセールバリューの違い

将来的な売却を考える場合、一般的に正規輸入車のほうがリセールバリュー(再販価値)が高い傾向にあります。

 

これは、メーカー保証やメンテナンス履歴が明確で、次のオーナーにも安心感があるためです。

また、認定中古車プログラムに組み込まれやすいメリットもあります。

 

そのため、長期的に車を所有する場合は、価値が維持されやすいでしょう。

 

一方、並行輸入車は、メンテナンス履歴の不透明さや、部品調達の難しさから、買取価格が低くなる傾向があります。

 

ただし、希少性の高い車種や特殊なグレードの場合は、並行輸入車であっても高いリセールバリューを保つこともあるでしょう。

 

中古の輸入車・外車の購入を検討している方は、「中古の輸入車・外車購入の注意点を解説!購入方法やメリットも紹介」をご参考ください。

 

 

後悔しない輸入車の選び方は?アウディの正規輸入車ならヤナセアウディがおすすめ!

ディーラーの駐車場

輸入車選びで後悔しないためには、自分のライフスタイルや車に求める条件を明確にすることが大切です。

 

安全性を最も重視するなら、日本の法規や安全基準に適合した正規輸入車が適しています。

 

維持費を抑えたいなら、部品供給が安定していて、整備ネットワークが全国に整っている正規ディーラー車のほうが、長期的に見ればコストを抑えられる傾向にあります。

 

一方、希少なモデルや独自の仕様にこだわりがあれば、並行輸入車という選択肢もあります。

 

ただし、購入後のサポート体制も重要な検討ポイントです。

 

正規輸入車なら全国に展開されたディーラーネットワークによる継続的なアフターサポートが受けられます。

 

並行輸入車の場合は、専門的な知識を持った整備工場を自ら探す必要があり、場合によっては対応に時間がかかることもあります。

 

サポート体制が整っていないと、故障時に長期間車が使えなくなるリスクも考えられます。

 

こうした点を踏まえると、初めて輸入車を購入する方や、安心・安全を重視する方には、正規輸入車がおすすめです。

 

アウディの正規輸入車の購入ならヤナセアウディがおすすめ

アウディの正規輸入車をご検討の方には、正規ディーラーであるヤナセアウディがおすすめです。

 

ヤナセアウディでは、メーカーの厳しい基準をクリアした高品質なアウディ車を豊富に取り揃えており、新車はもちろん、安心の認定中古車も充実しています。

 

アウディ車の魅力は、洗練されたデザインと先進的な技術の融合。

その美しさと性能の高さは、多くの輸入車ファンを魅了しています。

 

ヤナセアウディでは、アウディ車の性能と魅力を存分に引き出すための、充実したアフターサービス体制をご提供しています。

 

専門知識を持つスタッフによる的確な整備対応や、トラブル発生時の迅速なサポートなど、快適なカーライフをサポートする体制が整っています。

 

また、認定中古車においても、厳格な品質基準をクリアした車両のみを取り扱っており、初めて輸入車をご購入される方にも安心してお選びいただけます。

 

アウディ車のご購入を検討されている方は、ぜひヤナセアウディにご相談ください。

 

初めての輸入車・外車選びのポイントを知りたい方は、「初めての輸入車・外車選びのポイントは?メリット・デメリットも確認」をご覧ください。

 

 

正規輸入車と並行輸入車の違いを知って、自分に合った輸入車を選ぼう

正規輸入車とは、海外の自動車メーカーが日本の法規や安全基準に適合するよう仕様を変更し、国内の正規ディーラーを通して販売される車両のことです。

 

一方、並行輸入車は、正規ディーラーを通さず、個人や専門業者が独自に海外から輸入・販売する車両を指します。

 

正規輸入車は、メーカー保証や全国のディーラーネットワークによるアフターサービスが受けられ、日本の道路事情に適した仕様であることから、安心感が大きいのが魅力です。

 

ただし、日本で取り扱われていないモデルやグレードがあるため、選択肢がやや限られる場合もあります。

 

並行輸入車は、日本未発売の車種や特別な仕様を手に入れられる可能性があり、円高の時期には価格面でのメリットも期待できます。

 

こだわりの強い方にとっては魅力的な選択肢ですが、メーカー保証が適用されないことや、整備を受けられる工場が限られるなど、アフターケアに不安が残る点もあります。

 

また、保険の加入条件が厳しくなることや、再販時の価値が下がりやすい傾向も考慮する必要があります。

 

価格やサポート体制、維持のしやすさを重視するなら、正規輸入車のほうが長期的には経済的で安心といえるでしょう。

 

一方で、他にはない一台を求める方には、並行輸入車が選択肢となります。

 

輸入車を選ぶ際は、自分のライフスタイルや車に求める条件を明確にした上で、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。

 

アウディの中古車をお探しの方には、豊富な経験と専門知識を持つ正規ディーラーのヤナセアウディへぜひご相談ください。

 

清水 敏弘シミズ トシヒロ

ヤナセ入社後、VW・Audiの輸入業務を経験した後、オペルの広告宣伝やメルセデス・ベンツの神奈川エリア販売促進業務を経て、現在Audiの販売促進活動に従事しています。

様々なモデルに携わらせていただいた立場から、Audiの特徴や先進技術は勿論、Audiを所有することで得られる豊かなカーライフ等を丁寧にお伝えできればと思います。

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