2024.08.02
中古車購入の委任状とは?必要書類や注意点を解説
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
車の購入にあたって、中古車を選択肢に入れる方は多いでしょう。
中古車を購入する際には名義変更を行いますが、この手続きには委任状が必要になる場合があります。
委任状の入手方法や記入方法が知りたいという方もいらっしゃるかと思います。
今回は、中古車の購入で委任状が必要なケースをご紹介。
委任状の役割や入手方法、書き方の注意点などについても、詳しく解説します。
中古車の購入で委任状が必要なケースとは?
そもそも委任状とは「自分に代わる代理人に一定の権限を与え、手続きなどを行ってもらうこと」を証明するための書類です。
中古車購入においては、委任状は、購入時に行う車両の名義変更(旧所有者から新所有者へ)の手続きに必要になります。
具体的には、次のようなケースです。
- 名義変更の手続きをディーラー・販売店に任せる場合(購入者が委任する場合)
- 購入者が自分自身で名義変更の手続きを行う場合(購入者が受任する場合)
これらのケースでは「自分に代わってディーラー・販売店に車両の名義変更手続きを任せたこと」、または「旧所有者に代わって車両の名義変更手続きを委任されたこと」を証明する必要があります。
その証明書の役割を担うのが、委任状です。
中古車購入時には、ディーラー・販売店に名義変更をはじめとした手続きを全て代行してもらうことが多いかと思います。
その場合、購入者は「手続きを任せた」という旨の委任状を作成しなければなりません。
また、この委任状には「旧所有者のサイン」も必要になります。
一方、購入者が自分自身で名義変更の手続きを行う場合には、手続きの受任を証明するため、旧所有者であるディーラー・販売店が作成・署名した委任状を受け取る必要があります。
つまり、中古車購入時の名義変更手続きにおいて、委任者になる場合は委任状を作成し、受任者になる場合は委任者から委任状を受け取らなければならないのです。
この委任状については、名義変更の手続き時に陸運局に提出することになります。
中古車購入時の手続きの流れについては、「中古車の納車までの流れをご紹介!かかる期間や必要な書類も確認」で解説しています。
中古車購入時の委任状の書き方は?必要書類もご紹介
ここからは、中古車購入時の委任状の入手方法と書き方、またそのほかの必要書類についてご説明します。
中古車購入時の委任状の入手方法
中古車購入時の名義変更に必要な委任状は、国土交通省が運営する「自動車検査登録総合ポータルサイト」からダウンロードできます。
また、お住まいの地方運輸局のホームページでも、委任状のダウンロードができます。
とはいえ、委任状を購入者自身が用意しなければならないケースは多くありません。
ほとんどの場合、中古車を販売しているディーラー・販売店が店舗で用紙を用意してくれるため、中古車購入者は必要事項を記入するだけになるでしょう。
中古車購入時の委任状の書き方
中古車購入時の名義変更に委任状が必要になるのは、「名義変更の手続きをディーラー・販売店に任せる場合(購入者が委任する場合)」と「購入者が自分自身で名義変更の手続きを行う場合(購入者が受任する場合)」です。
それぞれのケースの委任状の書き方をご紹介します。
名義変更の手続きをディーラー・販売店に任せる場合
手続きをディーラー側に委任する場合には、購入者は委任状の次の項目を記入する必要があります。
- 委任状を書いた年月日
- 委任者の氏名・捺印
- 委任者の住所
この場合、中古車購入者(委任者)が記入するのは書類右下の部分のみ。
そのほかの箇所はディーラー側で記入してもらえるので、空白で構いません。
購入者が自分自身で名義変更の手続きを行う場合
購入者が自分自身で手続きを行う場合には、ディーラー側から必要事項記入・押印済みの委任状を受け取る必要があります。
この場合、購入者が記入する項目は次のとおりです。
- 受任者の住所
- 受任者の氏名
- 委任の内容
- 自動車登録番号
名義変更を担う購入者が記入するのは、委任状の上中央部分のみ。
委任の内容には、「移転登録」と記しましょう。
委任状には実印・捨印が必要
委任者として委任状を記入する場合に使用する印鑑は、実印でなければなりません。
必ず印鑑登録済みの実印を押印するようにしましょう。
また、手続きをスムーズに進めるためには、委任状に捨印を押しておくことも大切です。
捨印があれば、書類に間違いがあった場合でも、第三者が代わりに訂正できます。
中古車購入時に委任状とあわせて必要になる書類
中古車の名義変更手続きに、委任状とあわせて必要になる書類について、ケースごとにご紹介します。
名義変更をディーラー・販売店に任せる場合の必要書類
- 委任状
- 印鑑証明・実印
- 車庫証明
- 車検証
- 自賠責保険証
- 譲渡証明書
軽自動車の場合、印鑑証明・実印は不要です。
ただし、その代わりに住民票の用意が必要になります。
購入者が自分自身で名義変更を行う場合の必要書類
- 委任状
- 印鑑証明・実印
- 車庫証明
- 車検証
- 自賠責保険証
- 譲渡証明書
- 自動車税・自動車取得税申告書※
- 手数料納付書※
- 申請書※
上記のうち下3種類の書類(※)については、手続き時に運輸局で入手・記入することになります。
中古車購入時に必要な書類については、「中古車購入時の必要書類とは?取得方法や注意点も解説!」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
中古車購入時の譲渡証明書とは
必要書類の一覧に記載したように、中古車購入時の名義変更手続きには、譲渡証明書も必要です。
譲渡証明書とは、「そのクルマが誰にいつ譲渡されたのか」を証明する書類のこと。
これも、国土交通省が運営する「自動車検査登録総合ポータルサイト」、もしくはお住まいの地方運輸局のホームページからダウンロードすることが可能です。
譲渡証明書の記載事項は、車名、型式、車台番号、原動機の型式、譲渡年月日、譲渡人と譲受人の氏名・住所の6項目。
購入者側の実印、譲渡人であるディーラー側の実印、それぞれの押印が必要です。
中古車購入で委任状を書くときの注意点
中古車購入時の名義変更にあたって委任状を書くときには、次の3点に注意するようにしましょう。
必ず手書きする
委任状の内容は、必ず手書きで記入しなければなりません。
手書きでない委任状には、委任状としての効力が認められないというのが、その理由です。
また、消えるタイプのボールペンを使わないようにご注意ください。
用途を明確に示す
委任状には、何に使うのか、用途を明確に示しましょう。
委任状は、さまざまなシーンで利用されています。
例えば、役所での住民票の発行や不動産の売却、代理人による郵便物の受け取りなど。
そのため、委任状には「何の委任状なのか」を明確に示しておかなければなりません。
用途が明確にされていない委任状は、別の用途に使われてしまう恐れがあるためです。
不要な委任状は回収する
不要になった委任状や予備の委任状がある場合は、回収し、破棄する必要があります。
これも、委任状やそこに記載された個人情報の悪用や流出を避けるためです。
中古車購入時には委任状が必要!注意するポイントを押さえておこう
中古車購入時に行う車両の名義変更手続きには、委任状が必要です。
名義変更の手続きをディーラー・販売店に任せる場合(購入者が委任する場合)には、購入者は委任者として委任状を作成しなければなりません。
一方、購入者が自分自身で名義変更の手続きを行う場合には、購入者はディーラー側から委任状を受け取り、受任者として必要事項を記載する必要があります。
委任状は、その内容を手書きで記載した場合のみ、効力が認められます。
必ず手書きで作成し、別の用途には使えないように用途も記入するようにしましょう。
個人情報の悪用や流出を避けるために、不要な委任状や予備の委任状は回収することをおすすめいたします。
中古車の購入には委任状以外にも必要な書類がありますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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