2023.03.10
中古車購入時の必要書類とは?取得方法や注意点も解説!
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
中古車を購入すると、さまざまな手続きが発生します。
「忙しくて手続きに必要な書類をきちんと用意できるか不安」「手続きを滞りなく進めるために事前に必要書類を知っておきたい」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、中古車を購入したときに必要な書類を、普通車の場合と軽自動車の場合に分けてご紹介!
書類の取得方法や注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
中古車購入時の必要書類とは?必要なタイミングもご紹介
中古車の購入では、以下のステップを踏んで納車されます。
- 中古車の選定・見積もり・契約
- 必要書類の準備
- 登録・名義変更手続き
- 納車前のメンテナンス
- 購入代金の振り込み
- 保険加入
- 納車
各手順における詳細や注意点は「中古車の納車までの流れをご紹介!かかる期間や必要な書類も確認」で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
中古車を購入してから納車までにかかる期間は、全部で約1週間〜2週間。
「この車を購入する」と決めて契約を結んでから必要書類を準備し、さまざまな手続きを経て運転できるようになります。
では、中古車を購入した際に必要な書類の種類と交付を受ける場所を一覧で見ていきましょう。
購入した車が普通車か軽自動車かによって、用意すべき必要書類は異なります。
普通車を中古で購入する場合の必要書類
普通車を中古で購入する場合に必要な書類とそれぞれの交付場所は、以下のとおりです。
必要書類 | 交付場所 |
印鑑登録証明書(3カ月以内に発行したもの) | 役所 |
実印 | − |
車庫証明書(自動車保管場所証明書) | 管轄の警察署 |
車検証(自動車検査証) | 中古車の販売店 |
自賠責保険証明書 | 中古車の販売店 |
委任状 | 中古車の販売店 |
普通車を購入した場合は、実印とその印鑑登録証明書が必要になります。
3カ月以内に発行されたものでないと認められないため、注意しましょう。
また、車庫証明書は用意するのに最大1週間かかるため、早めに発行しておくのがおすすめです。
車検証(自動車検査証)と自賠責保険証明書、委任状は販売店が用意してくれるため、当日まで購入者で用意する必要はありません。
中古車の場合、車の名義変更のために移転登録手続きをする必要があります。
名義変更には、旧所有者・新所有者の委任状がそれぞれ必要で、委任状を用意することで販売店等、所有者以外の代理人が手続きをすることができます。
軽自動車を中古で購入する場合の必要書類
軽自動車を購入する際には、以下の書類が必要です。
必要書類 | 交付場所 |
住民票の写し(3カ月以内に発行したもの) | 役所 |
印鑑(認印可) | − |
車庫証明書(自動車保管場所証明書)※必要ないケースもある | 管轄の警察署 |
車検証(自動車検査証) | 中古車の販売店 |
自賠責保険証明書 | 中古車の販売店 |
委任状 | 中古車の販売店 |
軽自動車を購入する場合は、印鑑登録証明書の代わりに住民票の写しを提出する必要があります。
詳しくは「車の購入で住民票が必要となるケースは?その他必要な書類も確認!」で解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
印鑑登録証明書と同じく3カ月以内に発行されたものでないと受理されないため、注意しましょう。
印鑑は、実印でなくても問題ありません。
ただしシャチハタや100円均一で購入できるものは認めていない自治体もあるため、事前に販売店や役所に確認しておくと安心です。
普通車の場合と同じく、車検証(自動車検査証)と自賠責保険証明書、委任状は販売店が用意してくれます。
中古車購入時の必要書類の取得方法も確認
中古車を購入した際に購入者が用意すべき必要書類は、普通車の場合が「印鑑登録証明書」と「車庫証明書」、軽自動車の場合が「住民票の写し」と「車庫証明書」になります。
それ以外の必要書類は中古車を購入した販売店が揃えてくれるため、購入者が用意する必要はありません。
また、軽自動車を購入した場合は車庫証明書が必要ないケースもあります。
必要か否かは地域によって異なるため、事前に販売店や役所で確認しておくのがおすすめです。
では、それぞれの必要書類の取得方法を詳しく見ていきましょう。
印鑑登録証明書の取得方法
印鑑登録証明書とは、持っている実印(市区町村に届け出を出して登録した公的に認められている印鑑)が本当に実印かどうかを証明するための書類です。
普通自動車の購入以外にも、不動産取引など、高額な売買を行う際に必要になります。
そのため、そもそも実印の印鑑登録を行っていないと印鑑登録証明書を発行できません。
印鑑登録がまだの場合は、以下の手順に沿って印鑑登録を済ませる必要があります。
- 登録したい印鑑と本人確認書類(マイナンバーカード・住民基本台帳カード・運転免許証・パスポート・在留カード・特別永住者証明書・健康保険証・年金手帳など)を持って役所に行く
- 窓口で登録申請を行う
- 申請から数日で「照会書」が自宅に届く
- 照会書にある「回答書」欄を記入する
- 印鑑・本人確認書類・照会書を役所の窓口に提出する
- 印鑑登録証明書の発行に必要な「印鑑登録書(カード)」が発行される
詳しい流れは地域によって異なる可能性があるため、事前に自治体のホームページをチェックしておきましょう。
印鑑登録自体はその日に完了するため、印鑑登録したその日に印鑑登録証明書を持って帰ることも可能です。
また、印鑑登録がすでに済んでいて「印鑑登録書」を持っている場合は、役所の機械やコンビニで簡単に印鑑登録証明書が発行できます。
印鑑登録証明書の発行には数百円の手数料がかかるため、忘れないようにしましょう。
住民票の写しの取得方法
住民票の写しは、本人確認書類(マイナンバーカード・住民基本台帳カード・運転免許証・パスポート・在留カード・特別永住者証明書・健康保険証・年金手帳など)を持って役所の窓口で申請するだけで取得できます。
住民票の写しを1部発行するのにかかる手数料は、300円です。
住民票の写しは郵送で受け取ることも可能ですが、手数料分の定額小為替と返信用封筒を用意する必要があります。
さらに処理や配達で申請から数日かかることもあるため、早めに手続きしておきましょう。
また、マイナンバーカードを持っている場合はコンビニで発行できる自治体もあります。
※コンビニ交付の場合は手数料が異なります。
車庫証明書の取得方法
車庫証明書とは、「自動車保管場所証明書」のことで、購入する車を保管しておくスペースがあることを証明する書類です。
車庫証明書を取得するためには、自宅と駐車場の距離が2km以内である必要があるため、注意しましょう。
車庫証明書は、以下の書類を持って管轄の警察署に申請することで取得できます。
- 自動車保管場所証明申請書
- 保管場所標章交付申請書
- 保管場所標章交付申請書または保管場所使用承諾証明書
- 所在図・配置図
申請・交付に必要な書類は、中古車の販売店や警察署で受け取る以外に、警察署のホームページからダウンロードすることも可能です。
車庫証明書の申請から発行までにかかる期間は、3日〜1週間程度。
手数料は各都道府県によって異なりますが目安として、申請時に保管場所証明申請手数料として2,100円ほど、標章交付申請手数料に500円ほどかかります。
事前に管轄の警察署でご確認ください。
(参照:警視庁|保管場所証明申請手続)
直前になって慌てないためにも、余裕を持ったスケジュールで用意しておくのがおすすめです。
また、場合によっては中古車の販売店が車庫証明書の申請を代行してくれるケースもあるため、気になる場合は問い合わせてみましょう。
中古車購入の必要書類を委託する方法は?
中古車の購入を検討している方の中には、忙しくて必要書類を用意する時間が取れないという方もいるでしょう。
そんな方は代理人に委託することで、印鑑登録証明書、住民票の写し、車庫証明書を発行できます。
代理人に書類の発行を委託する場合は、以下の書類を用意しましょう。
発行する書類 | 代理人が発行するために必要な書類 |
印鑑登録証明書 | ・委任状
・登録する印鑑 ・本人確認書類のコピー ・代理人の本人確認書類 |
車庫証明書 | ・自動車保管場所証明申請書
・保管場所標章交付申請書 ・保管場所標章交付申請書または保管場所使用承諾証明書 ・所在図・配置図 ・委任状(書類に誤りがあった場合のみ) |
住民票の写し | <同一世帯の人が代理人となる場合>
・委任状 ・代理人の本人確認書類
<同一世帯以外の人が代理人となる場合> ・委任状または契約書の写しなど申請理由を証明する資料 ・代理人の本人確認書類 |
各書類の発行手順は、本人が発行する際の手順と同様です。
中古車購入時の必要書類における注意点
最後に、中古車購入時の必要書類における注意点を紹介します。
買い替え時やローン利用時は必要書類が異なる
「今使用している車から買い替える」という場合には必要書類が異なりますので、注意しましょう。
車の買い替え時には、以下の書類が必要になります。
■車の買い替えで普通車を購入した場合
- 実印
- 印鑑証明書
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書
- リサイクル券
■車の買い替えで軽自動車を購入した場合
- 印鑑
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車税納税証明書
- リサイクル券
また、ローンを利用する場合には収入証明書や資金の使途を証明する契約書が必要になります。
任意保険の加入や切り替えで別の書類が必要になるケースも
中古車を購入した場合には、任意保険の加入や切り替えも忘れないようにしましょう。
任意保険とは事故を起こしてしまった際に、強制加入の自賠責保険ではカバーしきれない部分を補填するサービスで、万が一のときの安心につながります。
任意保険の加入や切り替えには、車検証が必要になります。
その他にも書類が必要になるケースがありますので、事前に保険会社に確認しておきましょう。
このように、中古車を購入した場合は状況に応じて必要書類が異なります。
難しいと感じる方も多いですが、事前に販売店や役所などで確認することで、スムーズに手続きを進めることができますよ。
中古車購入時にはさまざまな必要書類を準備する必要がある
さまざまな手続きが発生する中古車購入。
事前に必要書類を確認・準備しておくことで、スムーズに手続きを進められますよ。
中古車を購入した際は、普通車か軽自動車かで必要書類が異なります。
普通車の場合は印鑑登録証明書と実印、車庫証明書を、軽自動車の場合は住民票の写しと印鑑、車庫証明書※を用意しましょう。※必要ないケースもあります
どちらの場合も車検証や自賠責保険証明書、委任状も必要ですが、これらは中古車の販売店が揃えてくれるため、購入者が用意する必要はありません。
忙しくて自分で書類を用意できない場合には、代理人に委託して必要書類を用意することもできます。
委任状や代理人の本人確認書類が必要になりますので、注意してくださいね。
また、車の買い替え時やローン利用時には必要書類が異なります。
任意保険の加入や切り替え時にも別の書類が必要なケースもあるため、購入者が用意すべき必要書類は必ず事前に確認しておきましょう。
不安や疑問がある場合には、近くの販売店に問い合わせてみるのもおすすめです。
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気になる車両はお近くの店舗まで取り寄せることも可能ですので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!
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