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2022.09.02

中古車の維持費は年間どのくらいかかる?必ずかかる費用や節約方法も

アウディヤナセオートモーティブの清水です。

 

中古車を購入し保持するには、維持費がかかります。

税金や車検代、ガソリン代など、車の維持費には複数の項目があり、その年間総額は決して安くはありません。

中古車を購入する際には、事前に維持費についても把握しておくことが大切です。

 

では、中古車の維持費にはどのようなものがあり、年間でどれくらいの費用が必要なのでしょうか。

今回は、中古車の維持費について、具体的な目安や費用項目を詳しく解説します。

車を購入する資金を電卓で計算する

 

 

中古車の年間維持費の目安はどのくらいかかる?

中古車の維持費は、排気量や燃費、走行距離などによって大きく異なります。

ここでは軽自動車と普通自動車に分けて、年間維持費の目安を確認してみましょう。

 

軽自動車の年間維持費の目安

軽自動車の年間維持費の目安を表で確認していきます。

 

<軽自動車(自家用・エコカー外)のスペック例>

  • 総排気量:659cc
  • 燃費:23.0km/L
  • 車両重量:850kg

※条件は一般的な軽自動車のスペックを加味した仮定のものです。

項目 目安金額
 自動車税  10,800円
 自動車重量税  3,300円(9,900円/3年・3年自家用の場合)
 自賠責保険  9,865円(19,730円/2年)
 自動車保険(任意保険)  50,000円程度(補償内容によって異なる)
 車検代  25,000円程度(50,000円/2年・依頼する業者や整備内容によって異なる)
 ガソリン代(レギュラー)  70,900円程度(ガソリン価格163円・年間10,000km走行した場合)
 メンテナンス費用  5,000〜25,000円程度
 駐車場代  60,000〜240,000円程度
 目安合計金額  235,000円〜435,000円程度

 

普通自動車の年間維持費の目安

普通自動車の年間維持費の目安を表で確認していきます。

 

<普通自動車(自家用・エコカー外)のスペック例>

  • 総排気量:1,496cc
  • 燃費:20.0km/L
  • 車両重量:1,100kg

※条件は一般的な普通自動車のスペックを加味した仮定のものです。

項目 目安金額
 自動車税  34,500円
 自動車重量税  12,300円(36,900円/3年・3年自家用の場合)
 自賠責保険  10,005円(20,010円/2年)
 自動車保険(任意保険)  74,000円程度(補償内容によって異なる)
 車検代  40,000円程度(80,000円/2年・依頼する業者や整備内容によって異なる)
 ガソリン代(レギュラー)  81,500円程度(ガソリン価格163円・年間10,000km走行した場合)
 メンテナンス費用  5,000〜25,000円程度
 駐車場代  60,000〜240,000円程度
 目安合計金額  317,500円〜517,500 円程度

 

アウディ車の年間維持費例

アウディ車の年間維持費の例も挙げておきましょう。

今回は、セダン型のAudi A4とSUV型のAudi Q8を例に、年間維持費の目安を出してみました。

 

<Audi A4 35 TDI advanced のスペック例>

  • 総排気量:1,968cc
  • 燃費:約17.1km/L(WLTCモード)
  • 車両重量:1,580kg
項目 目安金額
 自動車税  39,500円
 自動車重量税  16,400円(49,200円/3年・3年自家用の場合)
 自賠責保険  10,005円(20,010円/2年)
 自動車保険(任意保険)  74,000円程度(補償内容によって異なる)
 車検代  50,000円程度(100,000円/2年・依頼する業者や整備内容によって異なる)
 ガソリン代(レギュラー)  101,000円程度(ガソリン価格173円・年間10,000km走行した場合)
 メンテナンス費用  5,000〜25,000円程度
 駐車場代  60,000〜240,000円程度
 目安合計金額  356,000円〜556,000円程度

 

 

<Audi Q8 55 TFSI quattro のスペック例>

  • 総排気量:2,994cc
  • 燃費:9.2km/L(WLTCモード)
  • 車両重量:2,150kg
項目 目安金額
 自動車税  51,000円
 自動車重量税  20,500円(61,500円/3年・3年自家用の場合)
 自賠責保険  10,005円(20,010円/2年)
 自動車保険(任意保険)  100,000円程度(補償内容によって異なる)
 車検代  50,000円程度(100,000円/2年・依頼する業者や整備内容によって異なる)
 ガソリン代(レギュラー)  188,000円程度(ガソリン価格173円・年間10,000km走行した場合)
 メンテナンス費用  5,000〜25,000円
 駐車場代  60,000〜240,000円
 目安合計金額  485,000円〜 685,000円程度

 

ここでご紹介した年間維持費は参考値であり、車種や乗り方、環境によって実際の費用は変わります。

特に任意保険代や車検代、メンテナンス費用、駐車場代などはケースによって大きく異なるため、事前によく確認するようにしてください。

 

また、中古車をローンで購入する場合には、これらの維持費にプラスして、毎月のローン支払いも必要になるので注意しましょう。

 

 

SUVの維持費はどれくらい?内訳や年間の金額目安を紹介!」では、SUVの維持費についても詳しくご紹介しています。

ぜひご一読ください!

 

 

中古車の維持費で必ずかかる費用を確認!

ここからは、前章でご紹介した年間維持費の各項目について詳しく解説します。

 

中古車の維持費として必ずかかる費用は、次の6項目に分けられます。

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険
  • 自動車保険
  • ガソリン代
  • 車検代

 

それぞれどのようなものか見ていきましょう。

 

自動車税

車を保有していると、1年に1度自動車税を支払わなくてはなりません。

この自動車税は、排気量によって金額が決まります。

排気量の多い車ほど自動車税は高く、排気量の少ない車ほど安くなるので、中古車購入時には排気量もチェックしておきましょう。

 

自動車重量税

自動車重量税は、2年に1度の車検の際に支払う税金です。

自動車の重量に応じて金額が決まり、重量が重い車ほど税額が高く、軽いほど安くなります。

 

自動車重量税は、新車登録からの年数によっても税額が変わり、エコカーに対する減税措置もあります。

 

自賠責保険

自賠責保険とは、自動車事故の際の基本的な対人賠償を確保するために義務付けられている強制保険のことです。

自賠責保険は、任意保険と異なり、必ず加入しなくてはなりません。

 

自賠責保険の保険料は、車検の際に支払います。

 

自動車保険(任意保険)

自賠責保険だけでは、万が一の補償は十分ではありません。

そこで加入するのが、任意の自動車保険。

自動車保険に加入することで、相手に対しても自分に対してもより手厚い補償を確保することができます。

 

自動車保険への加入は任意です。

とはいえ万が一の事故に備え、加入するのが一般的になっています。

 

車両の種類や補償内容によって保険料は大きく変わり、補償を手厚くするほど保険料は高くなります。

 

ガソリン代

車を走らせるためにはガソリンが必要です。

燃費やガソリンの種類、走る距離などによってガソリン代は大きく変わります。

 

また、電気を利用して動く電気自動車の場合は、充電のための電気代がかかります。

 

車検代

初回は3年、その後2年ごとに必要になるのが車検代。

安全に車に乗るために、車検は必ず受けなければなりません。

 

車種や車の状態、店舗、その他オプションによって、かかる車検代には差があります。

大きな故障があり修理が必要な場合には、代金が目安よりもかなり高くなることも考えられます。

 

 

中古車の維持費で状況によってかかる費用は?

自動車整備士がメンテナンスをする

中古車の維持費には、次のような項目もあります。

  • メンテナンス費用
  • 駐車場代

 

これらは、全ての人が必ず支払う費用ではありません。

車のメンテナンスが必要な時、また駐車場を借りなければならない時にかかる費用です。

 

メンテナンス費用

オイル交換やウォッシャー液の補充、タイヤ交換など、車の状態によってはメンテナンス費用がかかることがあります。

メンテナンスはいつ必要になるかわからないので、維持費の予算にはメンテナンス費用も入れておくことをおすすめします。

 

駐車場代

自宅に駐車場がない時には、駐車場を借りなければなりません。

駐車場代は地方であれば月数千円程度で借りられることもありますが、東京都内であれば月数万円かかることも。

 

駐車場代は、維持費の中でもかなり高い額になります。

駐車場を借りる場合、駐車場代も維持費の予算に計上しておきましょう。

 

 

中古車の維持費を節約する方法はある?

ご紹介したように、中古車に乗るには多額の費用が必要です。

では、この維持費を抑えるためには、どうすれば良いのでしょうか。

維持費を節約する5つの方法をご紹介します。

 

軽自動車やコンパクトカーを選ぶ

軽自動車やコンパクトカーは、排気量が少なく重量も軽い分、自動車税や自動車重量税の額が安くなる傾向にあります。

車検や任意保険の価格も抑えやすいので、維持費をなるべく安くしたい方は、軽自動車やコンパクトカーを選ぶと良いでしょう。

 

低燃費な車種を選ぶ

中古車購入時には、燃費にも注目しましょう。

低燃費な車種を選べば、それだけガソリン代を節約することができます。

 

アウディでもA1やQ2などの低燃費車を取り扱っております。

詳しくは「アウディで燃費の良い車種とは?おすすめはこちら!」をご覧ください。

 

エコカーを選ぶ

エコカーを選べば、お得なエコカー減税によって税額を減らすことができます。

ただし、エコカー減税が適用されるのは、新車新規登録から3年以内の車両のみ。

そのため、中古でエコカーを探す際には、登録年月日をよく確認することがポイントです。

 

任意保険を見直す

任意保険の保険料は、保険会社と補償内容によって差があります。

近年では、通販型の安さにも注目が集まっています。

 

任意保険加入・継続の際には見直しを行い、乗り換えや不要な補償の削除も検討してください。

 

車検時に業者を比較する

車検は、業者によって大きく価格が変わります。

車検を受ける際には、複数の業者で見積もりを取って、その内容を比較するようにしましょう。

 

 

中古車の維持費は年間数十万はかかる!ローン返済にも注意

中古車の年間維持費は、目安として、軽自動車で23〜43万円程度、普通自動車で32〜52万円程度必要になります。

これには、各種税金や車検代、保険代、ガソリン代など複数の項目が含まれます。

 

ただし、車両の種類やスペック、状態、環境などによって、年間維持費の額は大きく変わります。

どの車種や保険、車検業者を選ぶかによって、維持費は抑えることも可能なので、中古車選びや保険選び、車検業者選びは慎重に行うようにしましょう。

 

 

ヤナセアウディでは、人気のアウディの中古車を多数取り扱っております。

維持費を抑えたい方におすすめの低燃費車種もラインナップ!

気になる車両はお近くの店舗まで取り寄せが可能なので、まずはWebサイトから検索してみてください。

 

清水 敏弘シミズ トシヒロ

ヤナセ入社後、VW・Audiの輸入業務を経験した後、オペルの広告宣伝やメルセデス・ベンツの神奈川エリア販売促進業務を経て、現在Audiの販売促進活動に従事しています。

様々なモデルに携わらせていただいた立場から、Audiの特徴や先進技術は勿論、Audiを所有することで得られる豊かなカーライフ等を丁寧にお伝えできればと思います。

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