2022.08.03
中古車の支払いは現金一括払い・ローンのどちらが向いている?
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
車を購入する際には、その代金を現金一括かローンで支払います。
中古車を購入した場合もそれは同じ。
購入者は現金一括払い、もしくはローン払いを選択することになります。
また、ローン払いにはいくつかの種類があり、それも選択しなければなりません。
では、中古車を購入する際の支払い方法は、現金一括払いとローン払いのどちらを選べば良いのでしょうか。
それぞれの支払い方法にはどんな特徴があるのでしょうか。
今回は、中古車購入時の支払い方法とそのメリット・デメリットについてご紹介します。
中古車購入の支払い方法は現金一括払い、ローンから選べる!
中古車を購入した時の代金は「現金一括払い」か「ローン払い」で支払います。
中古車の購入者は、自身で支払い方法を選択することが可能です。
現金一括払いは振込が基本、クレジット対応可の場合も
中古車を現金一括払いで購入する場合は、ディーラーの指定口座へ銀行振込で代金を支払うことがほとんどです。
現在では、店舗での現金手渡しに対応しているディーラーは少ないので、必ず具体的な支払い方法を事前に確認しておくようにしましょう。
また、中古車代金の全額、または一部代金のクレジットカード払いに対応しているディーラーもあります。
ディーラーによってクレジットカードの対応は異なりますし、クレジットカードの利用上限額を超える支払いによって支払い手続きができない場合もあるので、ディーラーの対応とクレジットカードの利用設定についても事前確認は必須でしょう。
ローン払いは大きく3種
中古車の購入代金をローン払いする場合、購入者はローンの種類を選択する必要があります。
自動車購入時のローンは、主に次の3種に分けることができます。
①金融機関系ローン(銀行ローン)
金融機関でローンを組む方法。
金利は低いですが、審査が比較的厳しく、融資までに時間がかかることが多いです。
②ディーラーローン
車を購入した販売店と提携している信販会社でローンを組む方法。
購入時にそのままローン契約ができるので効率的で、審査も比較的通りやすいです。
③自社ローン
車を購入した販売店が自社で独自に提供しているローンサービスを利用する方法。
手続きがスムーズで審査も通りやすいですが、金利は車両価格に上乗せされるケースもあります。
ローンは種類や各貸付元によって、審査の通りやすさや金利が異なります。
車購入時にローンを組む場合には、自身に合ったローンを選択するようにしてください。
選ぶ人が多いのは現金一括払い
車の定額サービスを運営するナイル株式会社が、2022年1月に実施した車購入に関するインターネット調査において、次のような結果を提示しました。
- 車を購入した人のうち、新車を購入した人は64.3%、中古車を購入した人は35.7%
- 車を購入した人のうち、現金一括払いで購入した人は57.9%、ローン払いで購入した人は34.7%(その他は譲渡やカーリースなど)
- 車のローン支払いが家計の負担になっていると感じている人は約半数
このように、車の購入では多くの人が現金一括払いを選択しています。
とはいえ、ローンを組む方も全体の3割以上と、決して少なくはありません。
しかし、実際に車のローンを組んだ方で、月々のローン支払いを負担だと考える割合は多数。
車購入時のローン契約は、家計の状況を鑑みて、慎重に判断しなければならないことがわかります。
ヤナセアウディでは、特徴の異なる複数のローンプランをご用意しています。
詳しくは「アウディの自動車ローンの種類を知って自分に合った購入プランを!」をご確認ください。
中古車の支払い方法は現金一括払い・ローンのどちらが向いている?
ご紹介したように、車の代金の支払い方法には、現金一括払いとローン払いの2つの選択肢があります。
では、中古車を購入した場合、その支払いにはどちらの方法が向いているのでしょうか。
それぞれの支払い方法のメリット・デメリットを確認しながら、検証していきましょう。
現金一括で中古車を購入するメリット・デメリット
現金一括払いによる中古車購入には、次のようなメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- 利息を支払う必要がない
- 借金を負わずに済む
- すぐに所有権を得られる
【デメリット】
- 予算内の車種を選ばなければならない
- 手元の現金が減る
現金一括払いで中古車を購入した場合、購入者が支払うのは車両代金とその他の実費だけで、利息を支払う必要はありません。
そのため、ローンを組む場合よりも支払い総額は少なくなり、借金を負わないという安心感も得られます。
さらに、すぐに車の所有権を得られるという点もメリットでしょう。
しかし、全てを現金で支払うためには、その予算に合った車種しか選ぶことができません。
また、手元の現金が大きく減ることもデメリットといえます。
現金一括払いで中古車を購入する場合には、欲しい車種や支払い後に手元に残る金額をあらかじめ把握しておく必要があります。
また、万が一に備え、不足の事態に対応できるだけの現金は手元に残しておくようにしてください。
ローンを組んで中古車を購入するメリット・デメリット
ローンによる中古車購入には、次のようなメリットとデメリットがあります。
【メリット】
- 現金がなくても車を購入できる
- 予算外の車種を選択できる場合もある
【デメリット】
- 利息を支払わなければならない
- 毎月のローン返済による負担がある
- 審査に通らない可能性がある
- すぐに所有権を得られない
ローンを組んで中古車を購入するメリットは、現金がなくても車を購入できることにあります。
ローンを利用すれば、予算外の車種が欲しくなっても、柔軟に対応することが可能です。
しかし、ローンを組むということは、借金をするということ。
利息を支払わなければならないので支払い総額は増えますし、毎月のローン返済が家計の負担になる恐れもあります。
また、そもそもローンの審査が通らない可能性もゼロではありません。
さらにポイントとして押さえておきたいのが、ローン返済期間中は車の所有権が信販会社やディーラーになるということ。
車が担保になっている状態なので、その車を自由に売却することはできません。
自分に合った支払い方法を選びましょう
中古車購入時の支払い方法は、それぞれの支払い方法の特徴と自身の状況を踏まえ、慎重に判断する必要があります。
現金一括払いの場合には、車の購入資金を引いた後に、手元に残るお金の金額を把握しておかなければなりません。
ローンを利用する場合には、月々の支払い金額はもちろん、金利や支払い総額についても確認しておかなければなりません。
購入者によって、適した支払い方法は異なります。
中古車購入時には、自分に合った支払い方法を選ぶようにしてくださいね。
また、車を購入してからローンや維持費の負担に後悔することのないよう、日々のガソリン代や車検代金、税金など、維持費についても事前によく確認しておくことをおすすめします。
「中古車の予算の決め方を詳しく解説!無理なく購入するポイント」も参考にしてくださいね。
中古車購入を現金一括・ローンにするかは、状況とニーズから選んで!
中古車購入時の支払い方法は、現金一括払いとローン払いの2種類から選択することができます。
現金一括払いは、利息がない分支払い総額が少なく、所有権をすぐ得られる点が魅力。
一方で、手元の現金が大きく減ってしまい、購入できる車種も予算内のものに限られるというデメリットもあります。
ローン払いは、現金がなくても欲しい車を購入できる点がメリットです。
ただし、毎月の支払いと利息が負担になる可能性があることや、所有権がすぐに得られないことには注意しておかなくてはなりません。
現金一括払いが向いているか、ローン払いが向いているかは、購入者の経済状況やニーズによって異なります。
各支払い方法の特徴と自身の経済状況を把握した上で、自分に合った支払い方法を選択しましょう。
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