車のローン残債を上乗せして車を買い替える方法は？注意点も解説

アウディヤナセオートモーティブの清水です。

 

「現在乗っている車を買い替えたい」と考えているものの、ローンの残債を気にされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

現在の車のローンが残ったままでも、残債を上乗せして新たに自動車ローンを組むことは可能です。

 

今回は、車のローンを上乗せして買い換える際の方法や注意点について解説します。

車の買い替えを検討している方は、ぜひご確認くださいね。

 

 

車のローン残債は上乗せ可能！ローンの種類を解説

現在乗っている車を売却する際、ローンの支払いがまだ残っている場合には、残債を上乗せして新たにローンを組むことが可能です。

 

その際に利用できるのが「オーバーローン」と「おまとめローン」という方法です。

 

オーバーローン

オーバーローンとは、既に借りているローンに追加する形で融資を受ける仕組みです。

これにより、現在の車のローンと新たな車のローンを一本化することができます。

 

また、ローンの月々の返済額も現在のライフスタイルに合わせて改めて調整することができるため、2つのローン請求がそれぞれ発生して生活を圧迫するというリスクを軽減することができます。

 

おまとめローン

おまとめローンは、複数のローンを一つにまとめることで、返済の一本化を行う仕組みです。

 

オーバーローンとの違いは、オーバーローンが車のローンを一本化する仕組みであるのに対し、おまとめローンは全てのローンをまとめることが可能な点です。

 

おまとめローンでは車以外のローンもまとめることができるため、あらゆる返済の手間を抑えられます。

 

 

車のローン残債を上乗せして車を買い替えるメリットとは？

車のローン残債を上乗せして車を買い換えることには、いくつかのメリットがあります。

詳しく見ていきましょう。

 

メリット①金利が低くなるケースがある

「オーバーローン」や「おまとめローン」は、条件によっては金利が安くなるケースがあります。

 

基本的に銀行のカーローンの方がカーディーラーのローンよりも金利が安い傾向にあります。

借り換えを行なった際に、借入先をカーディーラーから銀行に変更した場合は金利が低く抑えられます。

 

おまとめローンは、借入金額の総額が大きいほど金利が安くなるという傾向があります。

そのため、ローン総額が多い場合には現状よりも金利が低くなる可能性がありますよ。

 

残債を上乗せしてローンを組み直す場合には、金利面でメリットを受けられるかどうかもしっかりと確認しましょう。

 

メリット②手持ちの現金がなくても購入できる

急いで車を買い替える必要がある際に「手持ちの現金がない」という状況もあるかと思います。

 

残債を上乗せして車を買い換えることで、新しい車の支払いは月々のローンの支払いに分割することができるので、手持ちの現金がなくても車の買い替えが可能です。

 

また、現金は用意できる場合でも、ライフイベントや家計の状況によっては手元に残しておきたいというケースもあるでしょう。

 

状況に応じて、オーバーローンやおまとめローンを賢く利用してみてくださいね。

 

 

車のローン残債を上乗せして車を買い替える際の注意点

残債がある車の買い替えを行う際には注意するべき点がいくつかあります。

注意点をしっかりと把握した上で車の買い替えを検討しましょう。

 

支払総額が増える

「オーバーローン」や「おまとめローン」で金利が安くなったとしても、既存のローンに追加で新たなローンを組むので支払い総額は増えることになります。

 

残債の上乗せによって家計の状況が悪化しないかどうかは事前に検討しておきましょう。

 

ローンの上乗せができない可能性もある

現在の借入に追加で借入を行うため、通常のローンよりも審査が厳しくなる傾向があります。

 

現在の状況によっては、審査に通過できずに上乗せローンを組むことができないという可能性もあります。

事前に審査を受け、残債の上乗せができるかどうかを確認しましょう。

 

車の所有権の状態によっては一度ローンを一括返済をする必要がある

ローン残金のある車を買い換える条件として、自分名義の車である必要があります。

 

また、現在の車に所有権留保がついている場合には、車を買い換えることができません。

車を購入した際にディーラーローンを使用した場合、ローンを完済するまでは車の所有権はディーラーにあります。

 

この状態で車の買い替えを行うためには、一度ローンを完済して所有権留保の解除申請を行なう必要があります。

 

所有権留保の解除と名義変更については「車のローン完済後は所有権留保の解除を行い車検証の名義変更を！」でも詳しく解説していますのでぜひお読みください。

 

なお、金融機関でローンを組んだ場合は、車の名義は購入者のものになっているので一括返済を行う必要はありません。

 

 

車のローン残債を上乗せして車を買い替える流れをチェック！

車のローン残債を上乗せして車を買い換える際、一般的にはどのような流れで検討を行えば良いかを注意点などを含めて解説します。

 

全体の流れをしっかりと把握し、スムーズに手続きを進められるように準備しておきましょう。

 

①現在の車の所有権を確認する

前章でご説明した通り、車の名義人がカーディーラーになっていた場合には車の売却ができません。

 

まずは、車の名義人が自分になっているかどうかを確認する必要があります。

必要に応じて所有権留保の解除を行い、車を売却できる状態にしておきましょう。

 

②新しい車の選定し、ローンの審査を行う

買い替えたい車を選んだ後は、販売業者に対して残債の上乗せが可能かどうかを確認します。

 

ローン会社によっては、新たに上乗せするローンが、買い替え金額の「◯割以内」といった規定を設けているケースがあります。

 

ローン審査を行う際に、どういう条件であれば審査に通過できるかなどを確認しておきましょう。

 

③現在の車の査定し、下取り・買取に出す

ローン残債上乗せの審査が通ったら、現在の車を売却するために車を査定に出します。

売却に手間や時間がかけられるようであれば、複数の業者に査定依頼を出すことをご検討ください。

 

手続き面では下取りの方が簡単ですが、下取りした場合は売却金額は全てローンの支払いに当てる必要があります。

 

「手元に現金を残しておきたい」という場合には、下取りではなく売却を選択すると良いでしょう。

 

④ローンの上乗せ契約を行う

車の売却が終わり、審査に通ったらローンの契約を行います。

 

新しい車が納車されたら、ローン残債上乗せで再計算された金額で月々支払っていくことになります。

事前に「この程度なら問題ない」という範囲で予算を決めて、ローンを利用するようにしましょう。

 

ローンが残っている車の買い替えの流れやタイミングについては「ローンが残っている車を買い替える方法は？流れやタイミングもご紹介」でも詳しく解説していますのでぜひご確認ください。

 

 

車のローン残債は上乗せ可能！暮らしにあった車を手に入れよう

ローン返済中の車を買い換える必要がある場合、ローン残債を上乗せして新たな車を購入することが可能です。

 

その際、「オーバーローン」「おまとめローン」といったローンを利用することができ、場合によっては現在よりも金利が低く抑えられるケースもあります。

 

ただし、ローン残債を上乗せする場合には通常よりも審査が厳しくなる可能性があることも。

現在の所有権が自分にない場合は、一度ローンを完済する必要があることについても注意しましょう。

 

条件を満たせば、ローンが残っていてもライフイベントに見合った車に買い換えることが可能ですよ。

 

アウディの認定中古車を取り扱っているヤナセアウディでは、売買時に丁寧なサポートを行なっております。

 

車の売却や買い替えをご検討されている方は、ぜひ一度お問い合わせください。