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2024.12.13

中古車を試乗する際にチェックすべきポイントは?試乗の流れも確認

アウディヤナセオートモーティブの清水です。

 

中古車を購入する際には、試乗によって車の状態を確認することが大切です。

 

試乗することで車の状態を把握できれば、安心して中古車の購入ができるでしょう。

 

今回は、中古車を試乗する際にチェックすべきポイントをご紹介。

中古車購入前に試乗がおすすめの理由や、試乗する際の必要なもの・試乗の流れについても、わかりやすく解説していきます。

 

中古車に試乗できない場合の対処法についてもご紹介しますので、ぜひご確認ください。

車の鍵と契約書

 

 

中古車購入前には試乗がおすすめ!その理由からご紹介

中古車を購入する前には、試乗するのがおすすめです。

 

なぜなら、試乗することによって車の状態をより詳しく把握することができるからです。

 

同じ車でも、人によって感じる乗り心地や運転のしやすさは異なります。

乗り心地・運転のしやすさは、実際にその車に乗ってみなければ確認することができません。

 

また、中古車は一台一台状態が異なります。

目視だけ、また文字での情報だけで中古車の状態を詳しく理解するのは難しいもの。

 

試乗すれば、エンジンのかかり具合やブレーキの効き具合など、車の機能面での状態を実際に確かめることが可能です。

 

購入後の後悔を避けるためにも、中古車購入にあたっては、なるべく事前に試乗をすることをおすすめいたします。

 

中古車は試乗できない場合もある

中古車は事前に試乗するのがおすすめですが、場合によっては試乗自体ができないこともあります。

 

以下の中古車については試乗できないことを知っておきましょう。

  • 車検が切れている
  • 自賠責保険に加入していない
  • 整備が不十分である

 

車検が切れている・自賠責保険に加入していない自動車は、公道を走ることができません。

 

整備が不十分な車も、運転に危険が生じるため、実際に走らせることは不可能です。

 

このような試乗ができない場合の対処法については、次章で詳しくご紹介します。

 

 

中古車を試乗する際にチェックすべきポイントは?試乗できない場合も確認

ここからは、中古車を試乗する際のチェックポイントと、試乗できない場合の対処法について確認していきましょう。

 

試乗する際のチェックポイント

まずは、中古車を試乗する際にチェックしたいポイントを走行前、走行中、内装・外装に分けてご紹介します。

 

走行前

中古車の試乗にあたって、走行前には以下のポイントを必ずチェックするようにしましょう。

  • エンジンがスムーズにかかるか
  • エンジンから異音はしないか
  • マフラーから出る煙の量・色・臭いは正常か

 

まずはエンジンをかけ、スムーズにかかるか、また異音や振動がないか確認しましょう。

 

次に、一旦車から降り、マフラーから出る煙の状態を見て、煙の量や色、臭いに問題はないかチェックします。

 

エンジンは、車にとってとても重要な部分。

不備がないか、慎重に判断することが大切です。

 

エンジンの状態については、走行前だけでなく、走行中にもよく確認するようにしましょう。

 

走行中

試乗での走行中に確認すべきポイントとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 乗り心地は快適か
  • アクセル・ブレーキの調子は問題ないか
  • シフト・クラッチはスムーズに操作できるか
  • ハンドル(ステアリング)にブレはないか
  • 電装品は問題なく動くか

 

走行中には、まず乗り心地や運転のしやすさを確認しましょう。

 

例えば、シートの沈み具合や足元のスペースの広さ、運転時の振動、視界など。

快適性や安全性向上のためにも、中古車購入時には、自分にとって乗りやすく運転しやすい車を選ぶことが大切です。

 

また、アクセルやブレーキの効きに違和感はないか、シフトやクラッチはスムーズに操作できるか、ハンドルにブレがないかも、重要なチェックポイントの一つ。

これらの点は車の制御に大きく関わるため、特にしっかり確認しておかなければなりません。

 

車ごとのブレーキの癖やアクセルの踏み込み具合、シフト・クラッチの動き、ハンドルの安定性などを、運転しながら確認しましょう。

 

走行時には、これらの点に加え、エアコンやカーナビ、オーディオなどの電装品が問題なく動くかどうかもチェックするようにしてください。

 

内装・外装

試乗前や試乗後などの車両停車中には、内装や外装もよく確認するようにしましょう。

特にチェックすべきポイントは以下の通りです。

  • ボディにキズやへこみがないか
  • 内部にキズや汚れがないか
  • 広さ・収納は十分か

 

ボディのキズやへこみの有無は、角度を変えながらしっかり確認することが大切です。

このとき、タイヤの溝の深さやホイールの傷の有無も見ておくようにしてください。

 

内装についても、キズや汚れの有無をチェックします。

 

車両内部の広さや収納についても、自分のライフスタイルや用途に合っているか確認するようにしましょう。

 

試乗できない場合のチェックポイントと対処法

中古車の試乗ができない場合の対処法とその際のチェックポイントをみていきましょう。

 

目視で車の状態を確認する

中古車の試乗ができない場合には、できる限り目視で車の状態を確認する必要があります。

 

外装のキズやへこみ、内装の汚れ、車の下回りの状態(錆の有無)まで、しっかりチェックし、気になる部分はスタッフに質問しながら、車のコンディションを判断しましょう。

 

実際に車に乗ってみる

公道を走らせることはできなくても、車の運転席には実際に乗ってみるようにしましょう。

 

シートに座ったら、乗り心地や乗り降りのしやすさを確認します。

 

このとき、運転席だけでなく、助手席や後部座席の乗り心地も確認しておくことが大切です。

 

エンジンをかける

ディーラー・販売店のスタッフから許可を得られた場合には、対象の中古車のエンジンをかけてみましょう。

 

エンジンをかけたら、エンジンのかかり具合や音、振動の確認のほか、電装品の動作確認も行います。

 

整備記録簿を確認する

中古車の状態を確認するためには、整備記録簿を見せてもらうのも一つの方法です。

 

整備記録簿からは、きちんと点検・車検を受けているか、こまめにメンテナンスがされているか、また事故歴・修復歴の有無などを確認することができます。

 

しっかりメンテナンスをされてきた車は状態が良いことが多いですが、メンテナンスが十分にされていなかったり、事故歴・修復歴があったりする車両は状態が悪いこともあるので注意が必要です。

 

修復歴ありの中古車を購入することに不安がある場合は、修復歴ありの中古車を取り扱っていない販売店を選ぶことをおすすめします。

 

ヤナセアウディでは認定中古車制度にもとづいた中古車販売を行なっており、修復歴車、改造車は取り扱っていないため、安心して車をお選びいただけます。

 

 

試乗なしで車を購入する際のポイントについては、「試乗しないで車を購入する際のポイントは?試乗の重要性も確認」でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

 

 

中古車を試乗する際に必要なものはある?試乗の流れも確認

自動車の試乗

中古車の試乗にあたって必要なもの、また試乗の流れについて確認していきます。

 

中古車の試乗に必要なもの

中古車の試乗にあたっては、次のものを揃え、店舗に持って行くようにしましょう。

  • 運転免許証
  • 眼鏡・コンタクトレンズ(必要な場合)
  • 運転しやすい靴・服装
  • 自動車保険証

 

車を運転するためには、運転免許証が必要です。

 

また、必要な場合(免許証の条件に「眼鏡等」と記載されている場合など)には眼鏡やコンタクトレンズを装着すること、運転しやすい靴や服装で来店することも大切。

特に、ヒールの靴やサンダルでの運転は危険なので避けましょう。

 

他人から臨時で借りた車で事故を起こしてしまった場合に補償を受けられる「他車運転特約付きの任意保険」に加入しているなら、忘れずに自身の自動車保険証も持っていきましょう。

 

他車運転特約付きの保険であれば、万が一試乗時に事故を起こした場合でも、補償を受けることができます。

 

中古車の試乗の流れ

中古車の試乗は、次の流れで行います。

  1. 販売店への問い合わせ・試乗予約
  2. 店舗訪問・事前説明
  3. 試乗
  4. 返却

 

まずは目当ての中古車を扱っているディーラー・販売店に問い合わせを行い、試乗の予約を行います。

 

中古車の試乗は、事前に予約をしていないとスムーズに試乗できない可能性があります。

予約が必要か、前もって確認しておくと安心です。

 

次に、予約した日時に店舗を訪れ、事前説明や、書類に必要事項を記入するといった手続きを行います。

 

手続きが終われば、試乗の開始です。

安全運転で試乗を行いましょう。

 

試乗の時間は15分~20分程度で、車にはスタッフが同乗するのが一般的です。

 

試乗後は車を返却し、購入手続きを進めるかどうか決めます。

 

車を気に入った場合には、見積もりを依頼すると良いでしょう。

 

ヤナセアウディでも、試乗予約をお待ちしております。

お近くのショールームにお問い合わせください。

 

 

中古車の試乗で事故を起こしたらどうなる?

中古車の試乗で気をつけたいのが、事故です。

 

万が一の備え、試乗時の事故については、以下の点を理解しておきましょう。

  • 試乗時の事故は運転者が責任を負う
  • 保険の補償を受けられる可能性がある
  • 運転者が賠償を支払わなければならなくなる可能性もある

 

試乗時の事故は、運転していた人の責任になります。

罰則はもちろん、刑事責任・民事責任も車の運転者が負うことになります。

 

もし事故によって何かしらの損害が発生した場合には、ディーラー・販売店が加入している保険、または自分で加入している任意保険の他車運転特約から補償を受けられる可能性があります。

 

ただし、新車と異なり、中古車の場合にはディーラー・販売店は自賠責保険だけに加入しているケースが一般的。

 

自賠責保険では、人身事故の補償はされるものの、物損事故は補償されません。

 

そのため、自分で任意保険の他車運転特約に加入していない場合やその他保険の補償を超える範囲の賠償については、運転者自身が支払わなければならなくなることがあります。

 

試乗時には安全第一で運転するとともに、事前に保険の加入の有無についても確認しておくと安心ですね。

 

 

中古車の試乗はチェックポイントを確認!事前予約も忘れずに

中古車を購入する際は、事前に試乗するのがおすすめです。

試乗することで、実際の車の状態をより良く知ることができます。

 

試乗時には、エンジンの状態、アクセル・ブレーキやシフト・クラッチ、ハンドル、電装品などの状態をよく確認することが大切です。

 

また、乗り心地や内装・外装の傷、汚れなどもよくチェックするようにしましょう。

 

試乗できない場合には目視だけでなく、エンジンをかけての確認や整備記録簿の確認で車の状態を把握することをおすすめいたします。

 

 

ヤナセアウディでは、人気のアウディの中古車を多数取り扱っております。

公式サイトからは、全国の中古車を検索し、お近くの店舗に取り寄せることも可能です。

 

アウディの中古車をお探しの方、車の買い替えをご検討中の方は、ぜひご利用ください。

 

清水 敏弘シミズ トシヒロ

ヤナセ入社後、VW・Audiの輸入業務を経験した後、オペルの広告宣伝やメルセデス・ベンツの神奈川エリア販売促進業務を経て、現在Audiの販売促進活動に従事しています。

様々なモデルに携わらせていただいた立場から、Audiの特徴や先進技術は勿論、Audiを所有することで得られる豊かなカーライフ等を丁寧にお伝えできればと思います。

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