2023.01.27
車検証の住所から2回以上引っ越したら住所変更手続きはどうなる?
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
車を保有している方が引っ越しをしたら、引っ越しから15日以内に住所変更の手続きを行う必要があります。
しかし中には、「前回の車検から2回以上も引っ越しをしたのに住所変更を忘れていた」なんて経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、車検証の住所から2回以上引っ越した場合の手続き方法について詳しく解説。
車検証の住所変更をしなかった場合のデメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
車検証の住所から引っ越ししたら住所変更手続きが必要!
車検証とは、保有している車が保安基準を満たしていることを証明する書類のこと。
車検証には車の所有者の住所も記載されているため、引っ越しによって住所が変わった場合には、必ず15日以内に住所変更の手続きをしなければいけません。
以下の書類を用意し、普通自動車の場合は陸運支局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会に行きましょう。
<普通自動車の場合>
- 車検証
- 車庫証明書(発行から1カ月以内)
- 履歴付きの住民票(発行から3カ月以内でマイナンバーの記載がないもの)
- 手数料納付書
- 自動車税申告書
- 認印
- 委任状(代理人が手続きを行う場合のみ)
<軽自動車の場合>
- 車検証
- 履歴付きの住民票または印鑑登録証明書
- 自動車検査証記入申請書(軽自動車のみ)
- 軽自動車税申告書(軽自動車のみ)
これらの書類を提出し、印紙代を支払えば手続きは完了です。
管轄する運輸局が変更になる場合は、ナンバープレートの付け替えが必要です。
古いナンバープレートと新しいナンバープレートを交換する必要があるため、必ず該当の自動車で行きましょう。
2回以上の引っ越しでは車検証の住所変更手続きが異なる?必要書類は?
引っ越しをしたら、15日以内に車検証の住所変更手続きを行うのが原則。
ですが、引っ越しの忙しさの中でつい忘れてしまった方や、そもそも住所変更が必要だとご存じない方もいらっしゃるかと思います。
後ほど詳しく解説しますが、車検証の住所変更を行わないことにはデメリットが多くありますので、住所変更するのを忘れていたことに気付いた時点で手続きを行いましょう。
ちなみに、車検証の住所変更は車検と同時にも行えるため、次の車検が近い場合は、住所変更の手続きも行うのがおすすめです。
詳しくは「車検と住所変更は同時にできる?手続き方法や必要な書類もチェック」で解説していますので、ぜひチェックしてくださいね。
ただし、車検証の住所から2回以上引っ越しをしている場合には、住民票の代わりに「戸籍の附票」が必要になります。
忘れてしまった場合には手続きができないため、注意しましょう。
ちなみに、引っ越しが2回以上でも、同じ自治体内で繰り返している場合は、履歴付きの住民票で代用できますよ。
戸籍の附票の取得方法
戸籍の附票とは、現在の本籍で戸籍登録をしてからの引っ越しの履歴が記載されている書類で、自身の本籍が登録されている自治体の役所で発行できます。
身分証明書と認印を用意し、管轄の自治体の窓口に問い合わせましょう。
郵送で自宅に届けてもらったり、コンビニで申請(マイナンバーカードがある場合のみ)したりすることも可能ですので、詳しくは各自治体のホームページから確認してくださいね。
ただし、戸籍法の改正や電算化による影響で、必要な住所の履歴が記載されていないケースがあるため、注意しましょう。
車検証に記載されている住所から現住所までの間をすべて証明できない場合は、以下のステップを踏んで手続きを行ってください。
- 住所のつながりを証明できる書類を用意する(住民課に「〇〇(車検証の住所)から✕✕(現住所)までの履歴がわかる証明書がほしい」と言えば対応してもらえる)
- 運輸支局に提出する申立書を用意する
- ①・②の書類を持った上で通常の住所変更手続きを行う
また、本籍地が変わった場合は、今の本籍地での戸籍の附票に加え、前の本籍地での除籍の附票(戸籍の附票から本籍を抜いたもの)が必要になります。
難しい場合は、上の方法と同じく取得できるものをすべて用意したうえで申立書を提出する方法で、手続きを行いましょう。
車検証の住所変更をしなかった場合のデメリット
最後に、車検証の住所変更を行わなかった場合のデメリットを紹介します。
納税通知書が届かず納税できない可能性がある
自動車税や軽自動車税の納付書は、車検証に記載がある住所に送られます。
車検証の住所変更を行わないと、車の保有者が本来納めるべき税金を納められません。
遅延金が発生したり次の車検を受けられなくなったりするなど、ペナルティを受けることになってしまいます。
郵便物の転送届を出していれば納付書は新しい住所に届きますが、転送届の期限は1年間です。
2回以上引っ越していて転送期限から1年以上経っている場合は返送されてしまうため、注意しましょう。
自賠責保険が使えなくなる可能性がある
車を保有するすべての人に加入義務がある自賠責保険。
自賠責保険は車体番号で管理されているため、車検証の住所変更をしないまま放置していても、すぐに解約されるわけではありません。
しかし、保険会社からのお知らせは、税金の納付書と同様に車検証に登録されている住所に届きます。
知らない間に有効期限が切れ、自賠責保険が使えなくなってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
税金の納付書や保険に関するお知らせに限らず、自動車に関するさまざまなお知らせが車検証に記載されている住所に届くことは十分に考えられます。
トラブルを防ぐためにも、車検証の住所変更は必ず行いましょう。
車検証の住所変更を忘れずに!2回以上引っ越したら必要書類も確認
保有している車が保安基準を満たしていることを証明する「車検証」。
車の所有者の名前や住所が記載されているため、引っ越しをした際には住所変更の手続きを行わなければいけません。
しかし、中には住所変更を忘れてしまって車検証の住所から2回以上引っ越しをしてから気付く方もいるでしょう。
2回以上引っ越した場合でも住所変更の手続きは可能ですが、用意しなければいけない書類が増え、手間や時間がかかってしまいます。
住所変更をしていないと納税通知書が届かなかったり、自賠責保険が切れてしまったりとデメリットが生じる可能性も。
車を保有したまま引っ越した場合には、引っ越しから15日以内に所定の手続きを行いましょう。
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