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2020.03.25

Audiの先進的なプレディクティブアクティブサスペンションを全解剖! 

アウディヤナセオートモーティブの清水です。

 

Audiの電動フルアクティブ制御のサスペンションシステムである、プレディクティブアクティブサスペンション。

2019年「Audi A8 55 TFSI quattro」に導入されました。

その機能性は、まさに近未来的と言えるほど画期的なものです。

 

車に乗っているすべての人が快適に過ごせ、かつ安全性も高めてくれるプレディクティブアクティブサスペンション。

詳しい機能や特徴について、ご紹介しましょう!

Audi A8 55 TFSI quattro

※画像は欧州仕様車です。

 

 

Audiのプレディクティブアクティブサスペンションとは?

「予測する」という意味をもつ「プレディクティブ」の名の通り、Audiのプレディクティブアクティブサスペンションは、路面状況を予測しながら快適な走りができるように制御してくれるシステムのことです。

4つのホイールにそれぞれ装着された電気モーターは、車載カメラが捉えた路面状況を反映し、個別にホイールの高さを調整することができます。

水平モードにより快適な乗り心地を提供

一般的なサスペンションは、路面に接地したときの反応を受けて調整をするため、反応が一歩遅れてしまうのが弱点です。

その点、Audiのプレディクティブアクティブサスペンションは車載カメラが路面をくまなくサーチし、路面状況を「予測」してから反応を導き出すことが可能!

タイヤが地面に接する前にベストな状態を作り上げておくことができます。

 

Audiのプレディクティブアクティブサスペンションは48Vのメイン電源システムからの電力を使用するため、油圧式に比べて反応が早いのも特徴です。

路面の状況に即座に対応してくれるので、変な気持ち悪さやじれったさがありません。

 

モードは「ダイナミック」から「コンフォートプラス」まで複数が設定できます。

ダイナミックにすれば高いハンドリング性能で、速度を高めても快適に正確に曲がるコーナリングが可能。

コンフォートプラスならキャビンを極力水平に調整し、コーナリングでは通常外側に車両が傾いてしまいますが、傾きのない滑らかな運転が叶います。

ダイナミックな走行ができるよう積極的に車両を制御

フラットな乗り心地で、特に後部座席に乗られている方は、体が左右に振られることがないので快適に乗れるのは間違いないでしょう。

 

また、瞬時に車高を調整してくれる機能もあり、ドアハンドルに手をかけると車高が8cm上がって乗り降りが俄然楽になります。

 

 

プレディクティブアクティブサスペンションは安全性も高める!

プレディクティブアクティブサスペンションは、Audiの安全制御システム「プレセンス360°」と組み合わせることで安全性も高まります。

 

車両側面への衝突が避けられないと判断した場合、衝突する側の車体を最大80mm持ち上げることで、車輌剛性の高い位置で衝撃を受け止め、衝突の衝撃を低減してくれます。

側面衝突時に乗員の衝撃を低減

衝突の衝撃をサスペンションの減衰力で吸収するため、標準サスペンション搭載車に比べて衝撃が約50%低減するとも言われています。

 

車体へのダメージだけでなく、車に乗るすべての人へのダメージも最小限に抑えてくれます。

 

 

プレディクティブアクティブサスペンション搭載の「A8 55 TFSI quattro」

Audi A8 55 TFSI quattro

※画像は欧州仕様車です。

 

プレディクティブアクティブサスペンションが導入された「Audi A8 55 TFSI quattro」。

そんな先進性の高い「Audi A8 55 TFSI quattro」は、どんな魅力のある車なのでしょうか。

スペックや特徴、乗り心地についてもご紹介します!

  • 型式:AAA-F8CZSF
  • ステアリング位置:右/左
  • 全長 5,170mm・全幅 1,945mm・全高 1,470mm
  • ホイールベース:3,000mm
  • トレッド:フロント 1,635mm・リヤ 1,625mm
  • 最低地上高:120mm
  • 車両重量:2,040kg
  • トランク容量:505L
  • 乗車定員:5名
  • 駆動方式:quattro(4WD)
  • 最小回転半径:5.8m
  • JC08モード:10.5km/L
  • CO₂排出量:221g/km

「Audi A8 55 TFSI quattro」は、特徴のある六角形のフロントグリルとエッジのきいたラインは、近未来的な様相を醸し出します。

 

そんな角ばった外観のイメージとは打って変わり、同じA8シリーズの「A8 L 60 TFSI quattro」よりも「気筒数が少ない・ホイールベースと全長が短い・車両重量が約140kg軽い」といった特徴により、軽やかな乗り心地と優れた操作性を発揮できるのが魅力です。

 

その乗り心地の快適性は、正直言ってプレディクティブアクティブサスペンションをつけなくても十分過ぎるほど!

プレディクティブアクティブサスペンションを装備することによって、さらに魅力的な車へと進化を遂げています。

 

 

Audiのプレディクティブアクティブサスペンションで快適ドライブ!

「Audi A8 55 TFSI quattro」に装備できるプレディクティブアクティブサスペンションは、路面状況を「予測」する先進機能。

次に踏み出す一歩を予め調整して常にベストなポジションに持っていき、車体を水平に保ってくれます。

スムーズな乗り心地は、車内の快適性を格段に向上させます。

 

乗り降りの際には、車体を持ち上げてくれる嬉しい心遣いも。

安全性にもこだわり、プレセンス360°を組み合わせることで、車体側面からの衝突時の衝撃を低減します。

 

エッジのきいたシャープなラインが近未来的な印象を与える「Audi A8 55 TFSI quattro」は、同じA8シリーズの中でもシンプルなモデルですが、気品の高さが感じられる完成度の高い車です。

プレディクティブアクティブサスペンションを搭載することで、さらに快適で安全なドライブを確立することができるでしょう。

 

ぜひ試乗でAudiの安全性や快適性をご体感ください!スタッフ一同ショールームでお待ちしております!

 

清水 敏弘シミズ トシヒロ

ヤナセ入社後、VW・Audiの輸入業務を経験した後、オペルの広告宣伝やメルセデス・ベンツの神奈川エリア販売促進業務を経て、現在Audiの販売促進活動に従事しています。

様々なモデルに携わらせていただいた立場から、Audiの特徴や先進技術は勿論、Audiを所有することで得られる豊かなカーライフ等を丁寧にお伝えできればと思います。

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