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2019.12.23

自動駐車の仕組みを解説!アウディが誇る自動駐車機能も紹介

アウディヤナセオートモーティブの清水です。

 

近年、各自動車メーカーでは自動車の自動運転(運転アシスト)技術の開発にこぞって力を入れています。

自動車の自動運転とは、どのような仕組みになっているのでしょうか?

 

また、当社が誇るアウディA8で、世界初搭載となった自動駐車機能についてもご紹介します!

街中を走行する欧州仕様Audi A8 

※画像は欧州仕様車です

 

 

自動運転や自動駐車の仕組みとは?

近年各自動車メーカーの最新モデルで続々と搭載されてきている「自動運転(運転アシスト)機能」。

自動運転とはドライバー自らが運転することなく、車が自律的に走行し目的地にたどりつける機能です。

 

自動車に搭載されたカメラやセンサーで道路状況や周辺車両、歩行者などの情報を「認知」し、AIなどのコンピューターが必要な操作を「判断」した上で、自動車を実際に「操作」します。

 

自動運転を実現するためには下記のような技術や機能が必要です。

 

・周囲認識技術
車の周囲の情報をカメラやセンサー、レーダーで感知します。

前方や周囲がどのような状態か、どんな障害物があるかなどを認識します。

車内やドライバーの状態をモニタリングする機能も必要です。

 

・位置特定技術
GPSや高精度地図の情報などを利用して車体の走行位置を特定します。

 

・ビックデータ、AI
さまざまな走行データを集め、AIがそれらを総合的に判断して具体的な走行操作を行います。

 

・通信技術
操作判断を行うためのたくさんの情報をスムーズに集めるための通信技術も必要です。

 

人間の手を全く使うことなく走行するためにはセンサーや操作といった車両単体の自動運転システム(自律型システム)と同時に、道路や周辺機器とビックデータや情報をやり取りする通信システム(協調型システム)も必要になります。

この協調型システムが発達することにより、歩車間通信、車車間通信、路車間通信の技術でより広範囲の情報を得てより高度な自動運転が可能となります。

 

レベル0:自動運転化なし
自動運転のない、従来の運転スタイルです。

 

レベル1:運転支援(操作は人)
運転中の加速、操舵、制動(ブレーキ)のいずれか1つを自動運転システムで支援します。

運転や操作の主体は人で、自動運転はあくまでサポートのレベルにとどまります。

 

レベル2:部分運転自動化(操作は人)
運転中の加速、操舵、制動(ブレーキ)に対して複数の支援を行い、一定条件下で自動走行を行うことができます。

例えば渋滞時にハンドルやブレーキ操作をしなくても先行車に追従して同一車線内を走行させるなどです。

こちらも操作の主体は人となります。

 

レベル3:条件付き運転自動化(操作は人、車の両方)
高速道路など特定の場所での走行に限り、車が交通情報を得て自律型で全ての運転を行います。

緊急時などは人が操作する必要があります。

現在の日本では法整備がされておらず、この機能を使った運転はできません。

 

レべル4:高度運転自動化(操作は車)
レベル3のように、特定の場所で自動運転を行い、さらには緊急時も自動運転システムでの対応となります。

2020年に実用化を目指して開発中です。

 

レベル5:完全運転自動化(操作は車)
場所の制限もなく、全ての条件下で全ての運転操作を自動運転システムが行います。

人が運転操作をする必要が一切ない状態です。

運転の必要がないので、運転席にハンドルやアクセルを排除したデザインにすることも可能と言われています。

 

現在の日本で自家用自動車に備わっている「自動運転機能」は、レベル1〜3の自動運転システムが一般的で、完全な自動運転システムではなく、運転をサポートするレベルのものがほとんどです。

 

日本では2020年までに高速道路向けの自動運転システムの実用化を目標としており、アウディ本社のあるドイツでは2025年を目途に一般道での自動運転レベル4を目標として掲げています。

 

 

アウディの自動駐車システムの仕組みは?世界初となったA8!

アウディのフラッグシップセダンである「A8」はフルモデルチェンジを果たし、2018年秋には日本でも販売が開始されました。

 

新型アウディA8には、生産モデルとして世界初となる自動運転システム「条件付き自動運転機能Audi AIトラフィックジャムパイロット」を搭載!

ランク3の一定の条件下で、高度な自動運転機能が実現します。

 

一定の条件下の道路を60km/h以下の速度で走行している時に、センターコンソールにあるAIボタンを押すと、ドライバーに代わって自律走行を行います。

ドライバーはハンドルを握る必要もありません。

安全走行に必要な発進、加速、ステアリング、ブレーキなどの操作を自動で行ってくれるのです。

条件から外れたりシステム機能の限界に達した場合には、ドライバーに再度運転操作に戻るように通達もしてくれます。

 

また、自動駐車機能である「Audi AIリモートパーキングパイロット」「Audi AIリモートガレージパイロット」も初搭載!

 

この機能は完全にドライバーなしで自動車をパーキングスペースやガレージへ駐車、車庫入れ、出庫をしてくれます。

ドライバーは車に乗車することもなく、車外から専用のスマートフォンアプリを使って操作を実行することができるんです。

 

今までもトラフィックジャムアシストやパークアシストなど、安全でスムーズな運転や操作をサポートするシステムはありましたが、完全自律操作が行われるのはアウディの歴史の中でも初めてとなります。

 

 

自動駐車に優れたアウディA8、ほかにも魅力がたくさん!

Audi車の運転席から見た走行風景

新型アウディA8は量産車として、世界で初めてレーザースキャナーを搭載。

そのほかミリ波レーダー、カメラセンサー、超音波センサーなど最大23もの高性能センサーで周囲の情報を的確に把握!

自然な走行制御と安全運転をサポートしてくれます。

 

車内には10.1インチのメインモニターと手書き文字入力にも対応する8.6インチのサブモニターを備えるデュアルディスプレイを装備。

12.3インチの液晶ディスプレイ「バーチャルコックピット」もあり、まさに飛行機のコックピットを思わせる最新技術が結集されています。

 

さらに、フルタイム4WDのクワトロシステムを全モデルに搭載!

路面状況に合わせてサスペンションを自動制御するアダプティブエアサスペンションと合わせ、パワフルでダイナミック、しなやかな走りが実現する魅力的なモデルです。

 

 

まとめ

自動運転とはドライバー自らが運転することなく、車が自律的に走行し目的地にたどりつける、画期的な機能!

現在日本の「自動運転機能」はレベル1-3の自動運転システムが一般的ですが、2020年までに高速道路向けの自動運転システムの実用化を目標としています。

 

アウディ本社のあるドイツでは、2025年を目途に一般道での自動運転レベル4が目標!

新型アウディA8には世界初の自動運転システムや自動駐車システムが搭載されています。

 

量産車として初搭載のレーザースキャナーやミリ波レーダー、カメラセンサー、超音波センサーなどの最新技術を結集し、「運転アシスト」から「AIによる自動運転」への進化が始まっています。

 

デュアルディスプレイやバーチャルコックピットも装備され、最新テクノロジーを直感的に、快適に操作することができるんです。

 

自動車業界、アウディの最新技術がつまった新型アウディA8の乗り心地をぜひ体験してみてください!

清水 敏弘シミズ トシヒロ

ヤナセ入社後、VW・Audiの輸入業務を経験した後、オペルの広告宣伝やメルセデス・ベンツの神奈川エリア販売促進業務を経て、現在Audiの販売促進活動に従事しています。

様々なモデルに携わらせていただいた立場から、Audiの特徴や先進技術は勿論、Audiを所有することで得られる豊かなカーライフ等を丁寧にお伝えできればと思います。

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