2023.12.14
中古車にも車両保険は必要?加入したほうが良いケースや注意点も確認
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
中古車を購入する際、車両保険の加入についてさまざまな声を聞くかと思います。
「中古車にも車両保険は必要なのだろうか」と迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、中古車にも車両保険は必要なのか徹底解説します。
車両保険に加入したほう良いケースや注意点もご紹介しますので、ご参考ください。
そもそも車両保険とは?中古車でも車両保険は必要?
車両保険とは自分の車に損害が出た際に、修理費用を補償する保険です。
中古車でも車両保険に加入しておくと、万が一の際も安心して車に乗ることが可能です。
しかし、一般的には「中古車に車両保険は不要」といわれることがあります。
理由としては、「車両保険から補償される金額」と「契約時に設定した車両保険金額」が大きく関わっています。
例えば、車両保険の契約の際に50万円まで補償されるように契約をしても、修理費用が車両保険金額を上回った(50万円以上だった)場合、車両保険金額の50万円までしか補償されません。
このように中古車の場合、車両保険金額よりも車両保険から補償される金額が上回ってしまい、十分な補償が得られない可能性があるので「車両保険は不要」といわれているのです。
また、「自動車保険に加入しているけど車両保険も必要なの?」と疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、車両保険と自動車保険の違いも解説していきます。
車両保険
車両保険は、自動車保険の一環として設けられており、自分の車に対する補償です。
自動車保険に加入する方のみが車両保険に加入できます。
事故の際に自分の車の修理費用を保険で補償してもらう際などに活躍します。
自動車保険
自動車保険の種類として、法律で加入が義務づけられている「自動車損害賠償責任保険(通称:自賠責保険)」と、任意で加入する「任意保険」があります。
自賠責保険は、対人・対物など事故を起こした際に賠償責任に問われるものを補償してもらえる保険で、車両保険のように自分の車への補償は含まれていません。
任意保険は、自賠責保険のカバーできない範囲の補償が可能となっています。
中古車でも車両保険に入ったほうが良いケースは?必要ないケースも確認
中古車でも車両保険に入ったほうが良いケースは、どのような場合なのでしょうか。
ここからは、車両保険に入ったほうが良いケースと必要ないケースを解説していきます。
中古車でも車両保険に入ったほうが良いケース
中古車でも車両保険に入ったほうが良いケースは次のとおりです。
- ローンで車を購入した場合
- 万が一の際に車の修理費用や再購入費用を捻出しにくい場合
- 資産価値が高い車を購入した場合
- 自然災害のリスクが高い地域で車を保管する場合
- 盗難のリスクが心配な場合
中古車をローンで購入している方は、万が一の事故や災害で車が廃車になってしまってもローン残高は残ったままになるため、車両保険に加入したほうが安心だといえます。
また、車の修理費用や再購入費用を捻出しにくい方も同様です。
車が廃車となった場合、手元に車がないのにローンを支払い続けなければなりません。
車両保険に加入していれば、保険金でローンを支払えるので補償金額次第では全額相殺も可能です。
また、自然災害のリスクが高い地域に車を保管する方も車両保険に入ったほうが良いでしょう。
土砂崩れや台風・洪水などで車が破損した際にも、車両保険に加入しておけば補償の範囲内となります。
ちなみに、車の盗難も車両保険で補償されます。
盗難後に車両保険に加入しても補償を受けることはできないので、万が一の際に補償してもらえるように早めに車両保険に加入することをおすすめいたします。
中古車で車両保険が必要ないケース
中古車で車両保険が必要ないと考えられるケースは以下のとおりです。
- 車の資産価値が低い場合
- 万が一の際は買い替えることを決めている場合
資産価値が低い中古車を購入する場合や「車に損害がでたらすぐ買い替える」という方の場合は、車両保険加入の必要性は低いと考えられます。
買い替えることを前提に中古車を購入する、または車を修理する予定がないのに車両保険に加入すると、保険料の支払いがかさんでしまいます。
中古車購入の際に車両保険に入るタイミングは?
中古車購入の際に車両保険に入るタイミングを紹介します。
- 車が納車される前
- 乗り換えに伴い車を入れ替える場合
中古車購入の際に車両保険に加入するのであれば、車が納車される前に車両保険に加入しておきましょう。
「車がまだ手元にないのに車両保険に加入したら、余分な費用が発生するのでは?」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、保険適用開始日を納車のタイミングにすることで、余分な費用は発生しなくなります。
ちなみに、納車のタイミングで車両保険に加入していなければ、納車後に帰宅しているタイミングで事故にあっても補償されないということも知っておきましょう。
購入した車に乗りはじめる日時に合わせて保険適用させることが最適だといえます。
また、乗り換えに伴って車を入れ替える場合も車両保険に入るタイミングです。
車の乗り換えは、自動車保険の内容を見直す良い機会となるでしょう。
なお、現在乗っている車が車両保険に加入している場合は、車が入れ替わることを保険会社に伝える必要があります。
車両保険は自動で切り替わらないため、乗り換えの際は手続きを行いましょう。
どちらのタイミングでも車両保険に加入する場合は、車検証が必要です。
中古車販売店に事情を話すことで、車の登録が完了した時点で車検証のコピーを用意してもらえます。
納車と合わせて保険が適用されるように、中古車購入の際は自動車保険と車両保険の準備をしておきましょう。
中古車購入の際に車両保険に入る場合の注意点
中古車購入の際に車両保険に入る場合は、加入条件があることに注意しましょう。
スポーツカーや高級車など車の資産価値が著しく高い場合や、等級が低過ぎる場合は車両保険に加入できない場合もあります。
また、車両保険でかけられる保険金額は、制限があることにもご注意ください。
無制限でどこまで補償されるわけではありません。
保険会社ごとに異なる加入条件や保険金額があるため、中古車購入前に車両保険の内容や加入条件について確認しておきましょう。
中古車購入の際は状況に応じて車両保険に加入するのがおすすめ
車両保険は、自動車保険に付帯する補償で、自分の車に損害が出た際に修理費用を補償する保険です。
中古車でも車両保険に加入しておくと、万が一の際も安心して車に乗ることが可能です。
ローンで中古車を購入した場合、車の修理費用や再購入費用を捻出しにくい場合、資産価値が高い中古車を購入した場合など、中古車の場合でも状況に応じて車両保険の加入をご検討ください。
中古車購入の際に車両保険に入る場合は、加入条件や保険金額の制限があることもあわせて覚えておきましょう。
ちなみに、アウディでは「アウディ自動車保険プレミアム」をご用意しておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
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