2024.07.17
中古車にオプションは後付けできる?可能な装備や注意点を紹介
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
新車よりも多くの選択肢から自分の好きな車種を選ぶことができるのは、中古車の大きな魅力です。
中古車であれば、現在は新車販売されていないモデルの車も、良い状態で購入できる可能性があります。
しかし、せっかく欲しい中古車を見つけても、エクステリアやインテリア、そのほかの装備が希望と異なる場合もあるでしょう。
このようなとき、中古車であってもオプションを後付けすることは可能なのでしょうか。
また、後付け可能な場合、どのようなオプションを付けられるのでしょうか。
今回は、中古車購入時のオプションの後付けについてわかりやすく解説します。
中古車のオプションは後付け可能?
まずは、中古車へのオプション後付けの可否についてご説明します。
中古車でも一部オプションの後付けはできる!
結論から述べると、中古車であっても、オプションの後付けは可能です。
ただし、すべてのオプションを後付けできるわけではありません。
中古車に後付けできるオプションは一部であり、オプションの内容によっては、後付けができないものも存在します。
従って、中古車を購入する際にオプションを希望する場合には、そのオプションが後付け可能かどうか事前に確認しておく必要があります。
中古車に後付け可能なのはディーラーオプション
オプションは、「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2種類のタイプに分類されます。
このうち、中古車に後付けできるのは、ディーラーオプションのみ。
基本的に、メーカーオプションを後付けすることはできません。
メーカーオプションとは
メーカーオプションとは、新車として車を購入したときに取り付けできるオプションのこと。
車の根幹に関わる装備で、搭載の仕組みが複雑であり、完成後の車体に取り付けるのが難しいことから、出荷前の工場で取り付けされるのみで、後付けはほとんど行われません。
具体的には、自動安全システム機能、サンルーフ、キーレスエントリー、本革シートなどがメーカーオプションにあたります。
ディーラーオプションとは
ディーラーオプションとは、ディーラーや販売店付帯の工場で取り付け対応ができるオプションのこと。
ディーラーオプションは、メーカーオプションのように車の根幹に関わる装備ではないものの、車の一部機能の補助や外観の変化を実現します。
中古車購入時に後付けができるのは、このディーラーオプションです。
例えば、カーナビやオーディオ、シートカバー、フロアマットなどはディーラーオプションにあたります。
これらは中古車購入したときにも、取り付けを依頼することができます。
中古車に後付けできるオプションにはどんなものがある?
では、中古車に後付けできるディーラーオプションには、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、代表的な後付け可能オプションをご紹介します。
ETC車載器
高速道路でETCカードを使うためには、ETC車載器が欠かせません。
このETC車載器は、ディーラーや販売店で後付けすることが可能です。
ETCの利用は渋滞防止に有効であり、また近年ではETC専用の料金所も増えています。
購入する中古車にETC車載器が付いていない場合、または古いETC車載器が搭載されている場合で、高速道路を使うことがあるなら、ETC車載器はオプションで取り付けておくことをおすすめします。
古いETC車載機を変更したほうが良い理由としましては、セキュリティ規格の変更のため、一部の古いETC車載器が使えなくなるためです。
対象となるETC車載器であれば、取り替えをおすすめします。
ドライブレコーダー
近年、クルマに装着する人が多いのが、ドライブレコーダー。
車両周囲の動きを映像で記録できるドライブレコーダーは、万が一への備えとして人気です。
ドライブレコーダーも、中古車に後付けできるオプションに含まれます。
カーナビ
カーナビも、中古車に後付けすることができるオプションに含まれます。
ただし純正ナビは、基本的に後付けに対応していません。
そのため、後付けに対応できるのは社外ナビ(純正以外のナビ)となります。
社外ナビには、機能や大きさが異なるさまざまな種類があります。
ナビ選びでは、運転席に座ったときの見やすさを考えながら、購入する中古車と自分のニーズに合うものを選択するようにしましょう。
シートカバー
既に装備されているシートの上に被せるカバーを、シートカバーと呼びます。
シートカバーも、もちろん後付けオプションとして申し込むことができます。
中古車購入時にシート自体を変えるのは困難ですが、シートカバーなら、手軽に室内の雰囲気を変えることが可能です。
内装品
ステアリングのカバー、シフトレバーのカバー、照明など、内装品のカスタマイズも、後付けのオプションとして行うことができます。
カスタマイズアクセサリーには、多くの種類がありますが、自分好みにカスタムしやすい後付けオプションの一つだといえるでしょう。
バックモニター
バックモニターは、カメラを通して車の後方の状況を可視化する装置。
駐車時の安全性のサポートとして役立つ便利な機能です。
近年の車にはバックモニターが標準装備されていることが多いですが、中古車の場合には、バックモニターがないこともあります。
フロアマット
車のシートの床部分に敷くフロアマットも、後から追加したり変えたりすることができます。
フロアマットにはたくさんの種類がありますが、それぞれ素材や色、形などに違いがあります。
サイドバイザー
サイドバイザーとは、車の窓枠の上部分に付いているカバーのこと。
ドアバイザーとも呼ばれます。
プラスチック製であるサイドバイザーには、年月が経つごとに劣化し、変色や傷が生じる可能性があります。
サイドバイザーは後付けオプションとして交換可能なパーツです。
劣化が気になる場合には、中古車購入時に取り替えを依頼しておきましょう。
アルミホイール
タイヤ部分のアルミホイールも、中古車購入時の変更が可能なパーツ。
アルミホイールだけ交換することも、アルミホイールとタイヤを合わせて交換することも可能です。
ホイールのデザインや種類により、エクステリアの印象が変わるため、カスタムを楽しむ方にも人気のオプションです。
中古車にオプションを後付けするときの注意点
最後に、中古車にオプションを後付けするときの注意点をご紹介します。
先進安全装備は後付けできない
衝突被害軽減ブレーキや定速走行機能、車間距離制御機能などといった先進安全装備は、後付けすることができません。
これらは、仕組みが複雑で車の根幹に関わるメーカーオプションにあたるためです。
メーカーオプションを装備済みの車を選ぶ
前述のとおり、メーカーオプションは後付けができません。
必ず搭載したいメーカーオプション機能がある場合には、その機能を既に装備した中古車を選ぶようにしましょう。
オプションの後付けには工賃が発生する
後付けで対応できるオプションには、さまざまな種類があります。
しかし、オプションの追加にはそれぞれに工賃が発生します。
オプションを後付けする場合には、中古車の購入費だけでなく、オプションの工賃についてもしっかり計算し、無理のない範囲で依頼するようにしましょう。
中古車にオプションの後付けは可能!装備済車の選択も検討を
車のオプションは、メーカーオプションとディーラーオプションの2種類に分類されます。
このうち、中古車購入時に後付けを依頼できるのが、ディーラーオプションです。
ディーラーオプションとして後付けできるパーツには、ETC車載器、カーナビ、サイドバイザー、アルミホイールなど、さまざまなものがあります。
希望する装備がメーカーオプションに該当する場合には後付けができないため、その装備が既に搭載されている中古車を選ぶのも一つの方法でしょう。
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