2021.12.01
中古車のナンバー変更が必要な場合とは?希望ナンバーの取得方法も
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
中古車にはもともとナンバーがついているものも多く、特にナンバーにこだわらない場合には、そのまま使えたほうが楽という声も耳にします。
しかし、中古車のナンバーはそのまま利用できる場合と、再度取得する必要がある場合が存在します。
ナンバーを取得する必要があるなら、希望ナンバーを取りたい!という人もいるのではないでしょうか?
今回はナンバー変更がいる場合・いらない場合のそれぞれの違いと、希望ナンバーの取得方法もお伝えします。
中古車のナンバー変更が必要な場合とは?不要な場合もご紹介
中古車購入時にはナンバー変更を必ず行わなければならない場合があります。
それは「管轄する運輸支局が変わる場合」です。
裏を返せば、自分の管轄の運輸支局と同じナンバーがついている車を購入したときには、そのまま同じナンバーを利用できます。
ナンバー交付には、それぞれ所有者の登録住所により申請する運輸支局の担当区域が決まっています。
ナンバーの上部には管轄の運輸支局名が刻印されていますので、違う管轄区域の車両を購入うした場合、必ずナンバー変更を行う必要があるのです。
管轄の運輸支局がわからないときは、国土交通省のホームページをご確認ください。
ちなみに、管轄は同じでもナンバーが気に入らない場合や破損していて再発行したい場合も、ナンバー変更手続きは可能です。
また、車検切れの車両を購入した場合や、もともと前の所有者がナンバーを返却していた場合は有効なナンバー自体がついていないので、改めて新規登録をしなければなりません。
中古車のナンバー変更手続きの流れ
一般的な中古車のナンバー変更は次の流れで行います。
なお、有効なナンバー自体がなく新規登録の場合もおおむね同じですが「自動車損害賠償責任保険証明書」が必要になります。
一般的に必要な書類
☆のついたものは当日準備が可能です。
- 申請書 ☆ (事前に運輸支局ホームページよりダウンロード可能)
- 手数料納付書 ☆ (該当する印紙を添付したもの)
- 自動車税・自動車取得税申告書 ☆
- ナンバープレート
- 自動車検査票(車検証)
- 車庫証明書 ※発行から約1ヶ月以内
- 印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内
- 委任状(譲渡証明書) ※新旧所有者を記入して旧所有者の実印を押印、所有者が変わらないときは不要
- 実印
車庫証明の取得については、こちらのコラムも参考にしてくださいね。
一般的な手続きの流れ
- 運輸支局の窓口で申請用紙を記入する(※事前にダウンロードした申請書でもOK)
- 手数料を支払うための印紙を購入する
- 準備した書類を提出すると新しい車検証が発行される
- 運輸支局に併設された自動車税事務所に変更したことを申告する
- 古いナンバープレートを返却し、新しいナンバープレートを購入する
手数料以外にも、ナンバープレートそのものの費用が別途かかります。
2021年11月時点の価格は普通車で1,740円(1組)です。
希望ナンバープレートの場合はもう少し金額がかかります。
どこで手続き?どのくらいの時間がかかる?
ナンバーの交付には次の場所へ手続きを申請します。
- 普通車:管轄の運輸支局
- 軽自動車:軽自動車検査協会
軽自動車は申請先が異なりますので、誤って運輸支局へ行かないようにご注意ください。
詳しい所在地は軽自動車検査協会のホームページで検索できます。
必要な書類が用意できれば、あとは即日手続きできます。
申請した時間帯や運輸支局の混雑状況によっては即日〜翌日にはナンバーが交付されます。
ナンバーは運輸支局の封印場で車両に取り付けてもらうので、該当の車両を運輸支局へ持ち込むのを忘れずに。
ナンバーの封印は一部のディーラーや販売店でも行えます。
当日封印場へ行くのが難しい場合は一度相談してみてくださいね。
個人で取り付けるのは、道路運送車両法第11条違反となります。
手続きを代行依頼することは可能?
結論からすると、中古車の購入時にディーラーや販売店、行政書士などに依頼することは可能です。
中古車のナンバー交付は、車庫証明の発行や車両の名義変更など、用意する必要書類や手続きも少々ややこしい傾向にあります。
代行手数料こそはかかりますが、委任状を用意し、必要書類を預ければナンバー交付可能なので安心です。
また、基本的に運輸支局は土日の開庁を行っていないので、時間の確保が難しい人へも代行はおすすめです。
中古車でも希望のナンバーを取得できる?
せっかく中古車のナンバー変更を行うなら、任意の希望ナンバーを取得したいと思う方もいらっしゃるでしょう。
また、買い替えの際に前のナンバーをそのまま転用できないか、というお話も耳にします。
任意の希望ナンバーは中古車のナンバー変更時にも申請可能です。
希望ナンバーの概要については次のとおりですので、参考にしてみてくださいね。
希望ナンバーとは?
ナンバープレートに刻印されている情報のうち、下4桁の数字が選べるという制度です。
たとえば「品川 300 あ 1234」というナンバープレートがあったとしたら「1234」を任意の番号に変更できます。
なお、運輸支局の名称や車両の形状(普通車・小型車)を表す数字、一文字のひらがなは変更できません。
対象の車両は?
希望ナンバーを取得できる車両は普通自動車(自家用・事業用)と、軽自動車の自家用です。
軽自動車の事業用および2輪車は対象となりません。
希望ナンバーの種類
希望ナンバーには「抽選対象希望番号」と「一般希望番号」があります。
「7777」や「1234」のような人気の高いものが「抽選対象希望番号」となり、毎週日曜日までに抽選申込みを行い、翌月曜日に当選した番号についてはナンバー発行手続きを行えます。
「一般希望番号」は、抽選を行わない番号を指します。
希望の番号が抽選対象でなければ「一般希望番号」として申し込むことが可能です。
1つの番号はひらがなや車両コードの組み合わせにより複数存在します。
たとえば「あ 1234」を発行したことがあれば「あ 1234」は発行されず、「い 1234」なら取得できます。
ご当地ナンバーって何?
原則としてナンバープレートには管轄の運輸支局が刻印されますが、例外として運輸支局がない地域の刻印が可能な場合があります。
たとえば「成田」という運輸支局は存在せず、本来は千葉運輸支局へ手続きをし「千葉」ナンバーを交付されます。
しかし、ご当地ナンバー対象であれば、千葉ナンバー・成田ナンバーのいずれかを取得することができる、という制度です。
ただし誰でもご当地ナンバーを取得できるわけでなく、「所有者の所在地」「使用の本拠の位置」のいずれかが申請可能区域になければ申請できません。
希望ナンバーの申請方法
一般社団法人 全国自動車標板協議会の運営する希望番号申込サービスから希望ナンバーを取得できるか申請します。
抽選対象希望番号については抽選は週に1回(毎週月曜日)となり、抽選結果については申請時登録したメールアドレスに送信されます。
一般希望番号も同様に希望番号申込サービスで登録しますが、抽選がない分随時、承認が行われていくので手続きの時間が早まります。
承認された希望番号をもとに運輸支局でナンバー変更手続きを行います。
こちらの手順は一般的なナンバー変更手続きと一緒です。
なお、希望ナンバーは注文制作となるので通常の期間よりも長く日数がかかり(6日前後)、費用もその内容に応じて別途発生します。
価格は予約センター一覧より管轄の予約センターにてご確認ください。
なお、図柄ナンバー申込(ご当地のイラストなどが刻印されたナンバープレート)を同時に行う場合は、さらに時間と費用が必要になります。
以前のナンバーそのまま使える?
買い替えなどですでに交付されている前回のナンバープレートと同じナンバーを、そのまま使用したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、交付ナンバーは車両に紐づいていますので、一度交付された番号と全く同じ番号が交付されることはありません。
もう一度希望ナンバーの申請を行う必要がありますが、ひらがななどは変更されてしまいます。
中古車のナンバー変更、迷ったら代行手続きでもOK
中古車のナンバー変更手続き自体は特段難しいものではなく、必要書類を揃えて運輸支局で手続きをすればよいものです。
しかし、車庫証明や名義変更など他の申請内容と同時に申請することも多く、必要書類を集めるだけでも一苦労となることも珍しくありません。
手続きの詳細がわからなくなったり、何度も公的機関へ足を運ぶことができない場合は、ディーラーや中古車販売店に問い合わせてみましょう。
代行手数料はかかりますが、圧倒的に手続きはシンプルになります。
もし希望ナンバーに変更したい場合は、さらに発行までに時間を要しますので、余裕をもって申請しましょう。
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