2024.07.03
中古車のバッテリーの寿命とは?寿命のサインも確認!
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
車を走らせるためには、バッテリーが欠かせません。
一般的な車両の場合、バッテリーはボンネットの中に設置されており、車に電力の供給を行なっています。
バッテリーがなければ、エンジンは始動せず、車のあらゆる機能も使用することはできません。
そんなバッテリーは消耗品ですが、寿命はどのくらいなのでしょうか。
また、車のバッテリーの寿命はどのように確認できるのでしょうか。
今回は、中古車のバッテリーの寿命についてご紹介。
バッテリーの寿命が切れるサインや、バッテリーが寿命を迎えてしまったときの対応についても、わかりやすく解説します。
中古車のバッテリーの寿命は?
まずは、バッテリーの概要とその寿命についてみていきましょう。
バッテリーとは?
バッテリーとは、自動車に積まれた充電式の電池のこと。
一般的な車両ではボンネット内に設置され、エンジンの始動や車内装備の稼働のために、電力を供給しています。
車のライト、パワーウインドウ、カーナビなどは、バッテリーとその内部に充電された電気がなければ、使うことはできません。
バッテリーは、ただ電気を供給するだけでなく、エンジンの稼働によって同時に充電もされます。
そのため、ある程度の頻度で車に乗る場合であれば、バッテリーに充電を行わなくても車に搭載したままで使い続けることが可能です。
ただし、バッテリーは消耗品であり、使い続けるごとに経年劣化していきます。
車検でバッテリー関連の指摘をされた場合や、バッテリーの異常に気づいた場合など、適切なタイミングでの交換が必要です。
中古車のバッテリーの寿命
一般的なクルマのバッテリーの寿命は、2〜3年です。
ただし、バッテリーの寿命は車の運転方法や使用頻度によって異なります。
頻繁に車に乗る場合には、その分バッテリーの劣化は早まり、寿命は短くなります。
あまり車に乗らない場合でも、バッテリーは常に自己放電しているため、定期的な交換は必要でしょう。
また、アイドリングストップ機能を搭載したタイプの車種は、頻繁なエンジン始動によってバッテリーに負担がかかるため、寿命が来る時期は1年半〜2年と、一般車に比べ短くなるようです。
これを踏まえて注意したいのが、中古車のバッテリーは新品とは限らないということ。
販売店によっては、バッテリーを交換せずに中古車を販売しているケースがあります。
その場合、バッテリーの寿命は2〜3年よりも短くなりますので、早い段階でバッテリー交換を行う必要が生じます。
中古車購入の際には、バッテリーの交換時期についても確認しておくことをおすすめします。
また、バッテリーだけでなく、車両本体にも寿命はあります。
詳しくは「中古車に何年乗る?車の寿命や耐用年数について知ろう!」をご一読ください。
バッテリーの寿命の確認方法
バッテリーの寿命は、次の方法で確認することができます。
電圧の確認
バッテリーの電圧は、エンジンをかけていない状態で12.6Vといわれています。
電圧がこの数値を下回る場合、バッテリーは寿命に近づいていると判断できます。
電流値の確認
バッテリーの電流値は、エンジンの始動力を示すCCA(コールドクランキングアンペア)で判断します。
この数値が低い場合、バッテリーは弱まっていると判断できます。
バッテリー液の比重確認
バッテリーの中に入っているバッテリー液の比重値の目安は、正常な状態で1.280。
十分な充電がされているのに数値が正常からかけ離れている場合には、バッテリーの劣化が予想されます。
中古車のバッテリーの寿命が切れるサイン
バッテリーは、充電と放電を繰り返すうち、劣化していきます。
バッテリーが劣化すると、充電しておける電気の量は少なくなり、バッテリー切れ・バッテリー上がり(バッテリーの電気不足)を起こすリスクが高くなってしまいます。
このリスクを避けるためには、バッテリーの寿命が切れるサインを見極め、適切な時期にバッテリー交換を行うことが大切です。
ここでは、そのサインについてご紹介します。
エンジンの動きや音
バッテリーは、モーターに電力を送ることで、エンジンの始動を助けます。
この始動時に、エンジンがかかりにくかったりモーター音が弱々しかったりする場合、バッテリーが劣化している可能性が考えられます。
エンジンを始動する際のかかり具合や音については日頃からよく注意し、異常の発生に速やかに気をつけるようにしておきましょう。
バッテリーの外観
バッテリーの外観から状態を確認する場合、まずはバッテリー液の量を見てみましょう。
バッテリー液が「UPPER LEVEL(最高液面線)」以下、「LOWER LEVEL(最低液面線)」以上であれば、問題はありません。
バッテリー液の量が基準より多い場合・少ない場合、またバッテリー本体が膨らんでいたり端子周りに粉の付着がみられたりする場合には、ディーラーや販売店に相談し、バッテリー交換を検討しましょう。
ライトの明るさ
ヘッドライトや室内灯が暗くなったと感じる場合、バッテリーが劣化している可能性があります。
ライトはバッテリーからの電気供給によって点灯しますが、バッテリーの劣化により供給される電気が少なくなっていると、ライトが暗くなることがあります。
パワーウインドウ
スイッチ一つで窓を開閉できるパワーウインドウも、バッテリーからの電気で動いています。
パワーウインドウの開閉がスムーズにいかなくなった場合も、バッテリーの寿命を疑いましょう。
アイドリングストップ機能
アイドリングストップ機能とは、車の停止時にエンジンが自動で停止し、アクセルを踏んだときに再びエンジンが始動する機能のこと。
この機能がうまく作動しない場合、その原因はバッテリーの寿命にある可能性があります。
中古車のバッテリーが寿命を迎えてしまったときの対応も確認
中古車のバッテリーが寿命を迎えてしまったときには、次の対応を取るようにしましょう。
バッテリーが上がってしまった直後の対応
バッテリーが上がって車が動かなくなってしまった場合には、次の方法で応急処置的にエンジンを始動させたり車を移動させたりすることが可能です。
ジャンピングスタート
ジャンピングスタートとは、ほかの車から電気を分けてもらって、エンジンを始動させる応急的処置のこと。
ブースターケーブルで自分の車のバッテリーと相手の車のバッテリーを繋いで、電気の供給を受けることで、車は走れる状態になります。
ただし、ジャンピングスタートでエンジンをかけても、エンジンを止めた後には、また車が動かなくなる可能性があります。
安全のためにも、速やかにディーラーや販売店で点検を受け、必要な場合にはバッテリーを交換するようにしましょう。
ロードサービスの利用
車に乗っていて事故や故障などといったトラブルが起きた際に、その解決のため専門スタッフが対応してくれるサービスを、ロードサービスと呼びます。
バッテリーが上がってしまった時には、契約しているロードサービスに連絡し、対応を依頼しましょう。
ロードサービスでは、ジャンピングスタートや車のレッカー移動、パンク修理など、さまざまな車のトラブルに対応可能です。
ロードサービスは任意保険に付帯しているケースも多いので、万が一に備え連絡先などを確認しておきましょう。
応急処置後は点検・バッテリー交換を
前述の方法でバッテリー上がりに応急処置をした後には、次の対応によって車の点検・修理・バッテリー交換などを行うようにしましょう。
まずは、購入した中古車にバッテリーの保証が付いているか確認します。
中古車購入では、バッテリーには保証が付いていない場合があるからです。
ディーラー・販売店によっては、バッテリーに保証を付けているケースもあります。
バッテリーの保証が付いていて、保証期間などの条件も満たしているのであれば、保証を使ってバッテリー交換を行いましょう。
また、保証がない場合でも、しっかりと点検は受け、必要な場合にはバッテリー交換などの処置を依頼するようにしてください。
バッテリーの交換費用は、一般的には4,000〜45,000円程度(工賃含む)といわれています。
※ただし、メーカーやバッテリーの性能によって価格は大きく異なります。
中古車のバッテリーは寿命のサインを見逃さないで!
車のバッテリーとは、ボンネット内に搭載されている充電式電池のことです。
バッテリーは、車内に電気を供給し、エンジンの始動やライトの点灯などを可能にしています。
車のバッテリーの寿命は、2〜3年程度といわれています。
中古車の場合、新品のバッテリーが積まれているとは限らないため、寿命はもっと短くなる可能性があります。
バッテリーの寿命は、エンジンのかかりにくさやモーター音の弱さ、ライトやパワーウインドウの異常などから判断することができます。
日頃から車の状態はよく確認し、異常に気づけるようにしておくことが大切です。
また、バッテリーに異常が生じたり、バッテリーが上がったりしてしまった場合には、速やかに点検を受け、必要な場合にはバッテリー交換を行うようにしましょう。
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