2022.07.10
電気自動車の充電方法や充電できる場所は?かかる時間や費用も確認
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
CO2や排気ガスを出さないエコな電気自動車。
最近では、メディアだけでなく、街中でもよく目にするようになりました。
電気自動車は、搭載されたバッテリーに電気を充電し、その電気の力でモーターを回して走行するタイプの自動車。
乗車には充電が必要ですが、電気自動車の充電はどのように行えば良いのでしょうか。
また、どこで充電ができ、それにはどれくらいの時間や費用がかかるのでしょうか。
そこで今回は、電気自動車の充電について詳しく解説します!
電気自動車の充電方法にはどんな種類がある?
電気自動車は電気の力だけで走る自動車。
走行には充電が必要ですが、その充電方法は大きく3種に分けられます。
- 普通充電
- 急速充電
- 回生充電
それぞれどのような充電方法なのか、詳しく見ていきましょう。
普通充電
普通充電は、コンセントから電気自動車に電力を充電する方法です。
単相AC100Vまたは200Vのコンセントを用いて充電を行いますが、効率的な充電のため、200Vのものを使用することが多いです。
普通充電の充電設備には、コンセント型とポール型の2種類があります。
自宅で使うなら、コンセント型が一般的ですが、マンションや駐車場ではポール型のものも設置されています。
ポール型充電設備は、ケーブル有りのものとケーブル無しのものの2種に分かれますが、それぞれ充電可能な車種は異なるので、注意してください。
急速充電
急速充電とは、急速充電器を用い、短時間で電気自動車の充電を行う方法です。
多くの急速充電器には3相AC200Vの電源が用いられているため、普通充電よりも格段に短い時間で充電を済ませることができます。
急速充電器は、基本的にバッテリー残量がほぼなくなった緊急時や業務用としての利用を想定して設置されています。
高圧な電源を使用していることもあり、自宅での設置は一般的ではありません。
公共施設や店舗などに設置されていることが多い機器です。
また、急速充電器には大容量タイプと中容量タイプがあり、大容量タイプの方が出力が大きく、短時間での充電が可能です。
回生充電
運転していた自動車を減速させるとき、自動車の運動エネルギーは外に逃げていきます。
回生充電は、本来逃げてしまうこのエネルギーを利用して充電する方法。
エネルギーを無駄にせずバッテリーに溜める電気自動車ならではの充電方法です。
回生充電は意識的に行えるものではないですが、電気自動車にはこのような仕組みも搭載されているということは知っておくと良いですね。
ワイヤレス充電の普及にも期待!
ここまでご紹介した普通充電や急速充電は、ケーブルで電源と電気自動車を繋いで行う有線充電です。
電気自動車の充電方法としては有線充電が普及していますが、近年はワイヤレス充電という方法も登場しています。
ワイヤレス充電では、地中に設置した送電コイルを用いて、ケーブルなしで電気自動車を充電します。
利便性や安全性の高さからワイヤレス充電は注目されており、アメリカでは既に販売されているようです。
自動車だけでなく、充電設備も進化しているのですね。
電気自動車を充電できる場所は?
電気自動車の購入にあたって知っておきたいのが、電気自動車を充電できる場所。
ガソリンの燃料は全国どこにでもあるガソリンスタンドで充電できます。
しかし、今の日本では、電気自動車の充電設備はどこにでもあるわけではありません。
ここからは、電気自動車の充電ができる場所を「パブリック」と「プライベート」に分けてご紹介します。
パブリックな充電場所
パブリック(公共)な場所での充電設備は、増加傾向にあります。
2022年3月時点では、全国にある充電スポットの数は約2万1,000カ所以上。
普通充電の設備を設置している場所も、急速充電の設備を設置している場所もあります。
普通充電の設備があるのは、コンビニや商業施設、カーディーラー、病院、コインパーキング、宿泊施設など。
一方の急速充電の設備は、SAや道の駅、ガソリンスタンドを中心に、商業施設やカーディーラーでも設置されていることがあります。
普通充電器には「EV200V」の青い看板が、急速充電器には「EV QUICK」の青い看板が立っているので見分けやすいですね。
ただし、パブリックな場所にある充電設備には制限時間が定められており、利用は30分までとなることが多いので気を付けてください。
プライベートな充電場所
電気自動車は、自宅でも充電できます。
戸建て住宅の場合であれば、ガレージなどに普通充電の設備を設置することが多いですが、これには工事が必要です。
とはいえ、自宅での充電なら、他の人に気を遣わず、空いた時間にゆっくり充電することが可能。
電気自動車を購入するなら、自宅充電ができる環境を整えておいた方が良いでしょう。
また、充電設備はマンションやビルの駐車場、屋外駐車場などに設置されていることもあります。
これらは大半が普通充電の設備で、急速充電の設備をプライベートな場所に設置している例はほとんど見られません。
電気自動車の充電にかかる時間や充電費用の目安も確認!
次に、電気自動車の充電にかかる時間と費用の目安について確認していきましょう。
電気自動車の充電時間
電気自動車の充電にかかる時間の目安は、次のようになります。
◆航続距離160km
- 100Vで充電:約14時間
- 200Vで充電:約7時間
- 急速充電:約30分
◆航続距離80km
- 100Vで充電:約8時間
- 200Vで充電:約4時間
- 急速充電:約15分
普通充電の場合、200Vの設備での充電は、100Vの設備での充電の2倍の速さで行えます。
また、普通充電と比較すると、急速充電の速さは相当なもの。
30分程度で十分な量の充電が完了します。
電気自動車の充電費用
電気自動車の充電には、充電設備の購入費用と充電のための費用がかかります。
それぞれの費用の目安を見ていきます。
◆充電設備の購入費用
- 普通充電のコンセント設置:数千円
- 普通充電のポール設置:数十万円
- 急速充電の設備設置:100万円以上
このように、充電設備購入にかかる費用には幅があります。
普通充電のコンセントタイプは、最も手軽であるため、個人宅に設置されることも多いです。
ただし、上記の価格は設備の購入金額の目安。
設置時はこれに工事価格が追加されると考えてください。
◆充電にかかる電費(ガソリン代との比較)
- 電気自動車の充電による1カ月の電気代:約2,857円
- ガソリン車の1カ月のガソリン代:約8,000円(燃費14km/L 、ガソリン単価140円/Lの場合)
※毎月約800km走行・電気単価25円/kWh・電費7km/kWhと仮定
仮定条件下の金額にはなりますが、月800km走行する場合の電気自動車の電費は約3,000円。
ガソリン車でこの距離を走行しようと思うと、ガソリン代は約8,000円。
電気自動車の充電による電費は、ガソリン車のガソリンに比べ、安価で済むことがわかります。
ただし、電費やガソリン代は車種やエネルギー単価によって異なるため、この数字は目安としてお役立てください。
アウディの電気自動車「e-tron」をご紹介
電気自動車は、ご紹介したようにガソリン車と比べ燃費(電費)がリーズナブル。
二酸化炭素や排気ガスを出さないエコな車でもあります。
アウディでも、燃費が安くエコな電気自動車をラインナップしております。
それが「e-tron」です!
e-tronは、アウディが日本市場に初導入した量産電気自動車。
環境に優しく静音性に優れているのが特徴です。
電気自動車ながら加速性に優れており、走りを楽しめる点はアウディならでは。
アウディの電気自動車e-tronのモデルは、次の3種をラインナップしています。
- e-tronモデル(e-tron、e-tron Sportback、e-tron S、e-tron S Sportback)
- e-tron GTモデル(e-tron GT quattro、RS e-tron GT)
- Q4 e-tronモデル(Audi Q4、Audi Q4 Sportback)
※各モデルの特徴については、「日本初導入のAudi電気自動車「Audi e-tron Sportback」がついに誕生!」
および「新型Audi Q4 e-tron・Q4 Sportback e-tronがついに日本上陸!見どころは?」で詳しくご紹介しています。
電気自動車は、エコカー減税やグリーン税制などといった国や地方自治体による減税や補助金の対象となります。
アウディの電気自動車の場合、190万円以上の優遇を受けられることも。
減税や補助金の額は車種によっても異なります。
電気自動車の購入をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
電気自動車の充電はガソリンよりお得!アウディにもラインナップ
電気自動車の代表的な充電方法は、普通充電と急速充電の2種に分けることができます。
普通充電器は公共施設だけでなく各家庭でも設置されることが多く、普通充電に比べ充電スピードが速い急速充電器は、SAやガソリンスタンドなどの施設に設置されています。
電気自動車の充電にかかる費用は、ガソリン車のガソリン代よりもリーズナブル。
維持費が安い点は、電気自動車のメリットです。
ヤナセアウディでは、状態の良いアウディの中古車を多数ラインナップ。
アウディの電気自動車e-tronも取り扱っております。
ぜひアウディの中古車一覧からご確認ください!
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