2024.01.18
車を買い替えたら等級はどうなる?家族に等級を引き継ぐ方法もご紹介
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
「車の買い替えを行なったら、自動車保険の等級はどうなるのだろう」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、車の買い替えの際に等級を引き継ぐことができます。
また家族に等級を引き継ぐことも可能ですし、自動車保険を中途解約後に再び車に乗り始める場合でも以前の等級の引き継ぎが可能です。
今回は、自動車保険の等級を引き継ぐ方法を詳しく解説していきます。
車の買い替えに伴う等級の引き継ぎを希望する方は、ぜひご参考ください。
車の買い替え時は等級の引き継ぎが可能!手続きの方法は?
車を買い替えたときには、乗り換えた車でも等級の引き継ぎは可能です。
まずは等級とは何かについて解説し、等級を引き継ぐための条件や等級の引き継ぎに必要なもの、手順についてもご紹介します。
等級とは?
自動車保険における等級とは、契約者の事故の有無に応じて保険料を割り引いたり・割り増ししたりするための制度です。
「1等級」から「20等級」まで設けられており、1年間事故がなければ保険更新時に1等級ずつ上がっていきます。
反対に事故を起こしてしまい、自動車保険を使用して損害の対応をした場合になると、等級は下がってしまうのです。
事故の内容によって1等級もしくは3等級など、等級の下がり幅は異なります。
通常は6等級から始まり、最短で20等級になるには14年間連続で自動車保険を使用しないという計算になります。
等級が上がると自動車保険料の割引率が大きくなるため、保険料を抑えられるのがメリット。
乗り換え後の車でも、必要な手続きを行えば等級の引き継ぎは可能です。
等級を引き継ぐための条件
等級を引き継ぐためには新しい車が納車される前に、保険会社へ車両入替手続きをする必要があります。
車両入替ができる条件は以下の通りです。
- 入替後の車の所有者が「契約車両の所有者」「記名被保険者」「記名被保険者の配偶者」「記名被保険者またはその配偶者の同居の親族」のいずれかであること
- 入替後の車の用途車種が自動車保険取り扱い対象であること
条件に当てはまり車両入替手続きを行えば、例えば、15等級で車を買い替える際は、新しい車にも15等級で契約ができます。
注意点としては、新しい車の納車前に手続きを行わなければ、納車のタイミングで保険適用をさせることができないことです。
等級を引き継ぐための条件を確認し、申し込みは計画的に行いましょう。
等級の引き継ぎに必要なもの
等級の引き継ぎに必要なものは以下の通りです。
- 新しい車の車検証
- 入替前と入替後の車の積算距離
- 契約者の金融機関口座
等級の引き継ぎには買い替え後の車両の車検証が必要です。
引き継ぎの手続きを行う際には、次の契約車両となる詳しい車両データが必要なので、車検証を用意しましょう。
新しい車の車検証は、購入する店舗で車両の登録が終わったらコピーをもらうなどの手配が必要です。
保険会社によって必要なものは異なる可能性があるため、事前にご確認することをおすすめいたします。
等級を引き継ぐ手順
等級の引き継ぎには所定の手順を行わなければなりません。
車を買い替えたから自動的に引き継がれるということはないのです。
等級の引き継ぎを正確に行わなければ、保険が適用されないこともあるので慎重に行いましょう。
等級を引き継ぐ手順は保険会社によっても異なりますが、一般的な方法を紹介します。
- Webサイトや電話から車両変更後の情報入力と補償内容を選択する
- 保険料に差額がある場合、差額精算をする
近年ではWebサイトから手続きを行うこともできるため、忙しい方でも空いた時間で手続きが可能です。
またWebサイトからの手続きがわからない方は、電話でも対応してもらえます。
等級引き継ぎに大きな手間は発生しないため、確実に引き継ぎできるようにしましょう。
車の買い替えまでに契約期間が空いてしまった場合、等級はどうなる?
車に乗らないから自動車保険を中途解約したものの、再び車に乗り始めることになった方など、車の買い替えまでに期間が空いてしまった場合でも等級は引き継げます。
自動車保険の等級は10年間までなら引き継げるので、解約時に再び車に乗るかわからない方でも、等級を引き継げるように手続きすることをおすすめいたします。
手続きをしておけば、中途解約時の等級のまま、乗り換え後の車でも契約が可能です。
車の買い替えまでに契約期間が空く場合には、解約する際に保険会社に自動車保険契約の「中断証明書」を発行してもらいましょう。
中断証明書とは、再び車に乗り始める際に前回の等級を引き継ぐために必要な書類です。
中断証明書を発行してもらえる条件は以下の通りです。
- 7等級以上であること
- 保険会社が定める事由であること(売却や車の入れ替えなど)
- 解約日から5年以内に「中断証明書発行依頼書」を提出すること
特別なことがなければ、ほとんどの方が中断証明書を発行してもらえるので、中断証明書発行依頼書を提出しておきましょう。
中断証明書が手元にあれば、次回契約する保険会社を問わず前回の等級を引き継いで契約できます。
車を買い替えて家族に譲る場合も等級は引き継げる
車を買い替えて家族に譲る場合も等級は引き継げます。
例えば、子どもが免許を取得し、契約車両を譲渡する場合などが当てはまります。
年齢が若いうちは保険料が高くなる傾向になるため、家族間で等級の引き継ぎを行うことで金額を安くできるでしょう。
家族に等級を引き継げる条件
ここからは家族に等級を引き継げる条件を解説します。
等級を引き継げる条件は以下の通りです。
- 運転している人の配偶者
- 同居している家族
運転している人の配偶者であれば、同居や別居問わず引き継ぎが可能です。
一方で運転している人の家族へ引き継ぎを希望する場合、別居していると等級の引き継ぎはできません。
配偶者以外の家族へ等級を引き継ぐ際は、同居が条件となります。
家族への等級引き継ぎには条件があるため、ライフステージに合わせて等級をどうするのか計画しておきましょう。
等級を引き継げるタイミング
自動車保険の等級の引き継ぎを行う際には、引き継ぎができるタイミングがあります。
等級を引き継げるタイミングは以下の通りです。
- 自動車を契約したとき
- 契約車両を譲渡するとき
- 契約車両を廃車にしたとき
- 複数台の契約によって所有台数を増やすとき
- 複数台の契約によって所有台数を減らすとき
等級引き継ぎのタイミングを見ると、契約車両や他の車両に対して手続きを行うタイミングとなっています。
これ以外のタイミングでは、状況によっては等級の引き継ぎができない可能性もあります。
家族間で等級の引き継ぎを行う際は、タイミングによって引き継ぎできないこともあるため、保険会社に確認と相談しましょう。
家族間の車の譲渡について、親名義の車をどうしたら良いのか詳しく知りたい方は「親名義の車は家族・代理人でも売ることが可能!手続きについて解説」で解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
車を買い替え時の等級の引き継ぎについて理解し、所定の手続きを行おう
車を買い替える際には、条件はありますが現在の等級の引き継ぎは可能です。
等級は1等級から20等級まであり、等級を上げていくことで保険料の割引率も良くなります。
等級を引き継ぐことで、今までの通りの保険料の割引率を維持できます。
また、車の買い替えまでに期間が空いている場合、自動車保険を中途解約していても中断証明書があれば10年までなら等級の引き継ぎが可能です。
子どもが免許を取得し車を譲渡するときなどは、家族に等級を譲ることもできます。
車を買い替える前に等級の引き継ぎの流れなどを理解し、状況に合わせて手続きを行いましょう。
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