2023.02.16
アウディ S6の年式は?モデルごとの特徴や変遷もご紹介!
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
1994年11月に日本に登場した、プレミアムアッパーミドルセダン「アウディ S6」。
現行モデルはフルモデルチェンジを経て5代目となっています。
今回は、「アウディ S6」の年式について詳しくご紹介!
初代モデルから現行モデルまでの変遷だけでなく、スペックや特徴も説明します。
アウディ S6とは?特徴や魅力をご紹介!
「アウディ S6」は、「アウディA6」をベースとしたプレミアムアッパーミドルセダンです。
現行モデルはフルモデルチェンジを経て、5代目を展開しています。
「新しいアウディのデザイン言語」をまといながら、スポーティネスと美しさを兼ね備えたデザインが特徴。
ブラックを基調としたインテリアには、マットブラッシュトアルミニウムデコラティブパネルを採用。
コーナリングの際も身体をしっかりとホールドする上質なスポーツシート(フロント)を装備しています。
「S」の称号にふさわしい機能や装備を多数備えており、現行モデルには、高性能な2.9L V型6気筒TFSIエンジンを搭載。
組み合わせるのは、8速ティプロトニックトランスミッション、セルフロッキングディファレンシャル搭載のフルタイム4WDシステム「quattro」です。
さらに「48Vマイルドハイブリッド(MHEV)システム」を搭載し、高効率かつ快適な走行を実現します。
ダイナミックな走りはもちろんのこと、アウディの先進テクノロジーや最新のインフォテイメントシステム、ドライバーアシスタンスを標準装備し、ドライブを楽しめるところもポイントです。
アウディ S6については、こちらのコラムもご覧ください。
Audi S6はプレミアムアッパーミドルセダン!魅力について解説
アウディ S6の年式をご紹介!それぞれの特徴と変遷も
「アウディ S6」の初代モデルから現行モデルまで、年式ごとの特徴や変遷についてご紹介します。
初代アウディ S6の特徴
1968年に販売されていた「アウディ 100」が、1994年にマイナーチェンジし「アウディ A6」へと名称変更されました。
それに伴い、1994年11月に「アウディ S4」が「アウディ S6」という名前に変更されています。
初代アウディ S6のエンジンは、2.2L 直列5気筒DOHC20バルブターボを搭載。
最高出力169kW(230ps)、最大トルク309.9Nm(31.6kgm)ものパワーを発揮します。
駆動方式は、フルタイム4WD「quattro」。
組み合わせるトランスミッションは、4速オートマチックトランスミッションです。
全幅は「初代アウディ A6」の1,785mmより広く、1,815mmとなっています。
16インチホイールを装着しているところもポイントです。
初代「アウディ S6」基本モデルのスペック
初代「アウディ S6」のスペックは以下のとおりです。
- 全長:4,795 mm
- 全幅:1,815 mm
- 全高:1,415 mm
- 車両重量:1,710kg
- 最高出力:169kW[230ps]/5,900rpm
- 最大トルク:309.9Nm[31.6kgm]/1,800rpm
2代目アウディ S6の特徴
2000年8月、「アウディ A6」のフルモデルチェンジに伴い、「アウディ S6」もフルモデルチェンジし2代目となりました。
ベースモデルの「アウディ A6」のデザインを活かしつつ、トレッドの拡大に伴いワイドフェンダーが装着され、マフラー位置も変更されるなど、さらにスタイリッシュとなっています。
エンジンもパワーアップし、搭載した4.2L V型8気筒DOHC40バルブは最高出力250kW(340ps)、最大トルク420Nm(42.80kgm)を発生。
トランスミッションは、ティプトロニック機構付きの5速オートマチックトランスミッションを組み合わせます。
インテリアもスポーツサルーンにふさわしい装備や機能を搭載。
盗難防止装置にイモビライザーも設定されました。
2003年9月にマイナーチェンジがあり、プレミアムハイパフォーマンスモデル「アウディ RS 6」と同じリヤスポイラー、パドルスイッチ付きティプトロステアリングに変更されました。
2代目「アウディ S6」基本モデルのスペック
2代目「アウディ S6」のスペックは以下のとおりです。
- 全長:4,845 mm
- 全幅:1,850 mm
- 全高:1,450 mm
- 車両重量:1,810kg
- 最高出力:250kW[340PS]/7,000rpm
- 最大トルク:420Nm[42.80kgm]/3,400rpm
3代目アウディ S6の特徴
2006年7月、フルモデルチェンジした3代目アウディ S6が登場しました。
エンジンは、新設計された高性能な5.2L V型10気筒FSIエンジンを搭載。
最高出力320kW(435ps)、最大トルク540Nm(55.10kgm)ものパワーで圧倒します。
最新世代のフルタイム4WDシステム「quattro」に、6速ティプトロニックオートマチックトランスミッションを組み合わせます。
スポーツサスペンションも新設定されているほか、アルミホイールも19インチアルミホイールに変更されました。
また、運転支援システム「リヤビューカメラ付きアウディパーキングシステム(APS)」は、音とイラストによる警告に加えて「MMI(マルチメディアインターフェイス)」上に画像表示できるようになっています。
2007年1月、ユーロ高により、アウディモデル全ての車両価格の見直しが行われました。
2009年1月にアウディ S6の改良を発表。
安全装備がさらに充実し、国内初導入となる先進の運転支援システム(アウディサイドアシスト1、アウディレーンアシスト2)をパッケージにした「アウディドライブアシスト」パッケージがオプション設定されています。
2009年8月には、アウディ A6シリーズの装備・仕様変更がありました。
アウディ S6の変更点としては、従来のDVD方式に代わり、高解像度ディスプレイ、Bluetoothハンズフリーシステムを備える「HDDナビゲーションシステム」が新たに標準装備となったところです。
3代目「アウディ S6」基本モデルのスペック
3代目「アウディ S6」のスペックは以下のとおりです。
- 全長:4,940 mm
- 全幅:1,865 mm
- 全高:1,435 mm
- 車両重量:2,000kg
- 最高出力:320kW[435PS]/6,800rpm
- 最大トルク:540Nm[55.10kgm]/3,000rpm
4代目アウディ S6の特徴
フルモデルチェンジした4代目アウディ S6は、2012年8月に登場しました。
最高出力309kW(420ps)、最大トルク550Nm(56.10kgm)を発揮する、4.0L V型8気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジン(4.0 TFSI)を搭載。
このエンジンには、一定の走行条件において8気筒のうち4気筒を休止させる「シリンダーオンデマンドシステム」が採用されました。
また、スタート ストップシステム(アイドリングストップシステム)や、エネルギー回生システムも採用されているところもポイントです。
組み合わせるトランスミッションは、7速Sトロニックを組み合わせます。
高性能なSモデルならではの装備や機能が採用されており、アウディ S6専用のチューニングが施された「アダプティブエアサスペンション」、後輪左右の駆動力を路面状況に応じて変化させる「スポーツディファレンシャル」などを備えています。
2014年5月、サッカー日本代表応援モデル「SAMURAI BLUE 11 Limited Edition(サムライブルー 11 リミテッド エディション)」を限定1台で発売しています。
※アウディの高性能モデル「Sモデル」の11モデルから各1台ずつの受注
2015年7月にマイナーチェンジを発表し、エクステリアを中心にデザインがリフレッシュされ、存在感がさらに高まりました。
また、アウディの最新テクノロジーを採用しており、カメラによって前方を走る車両や対向車を検知し、自動的かつ継続的にハイビームの部分的マスキングを行う「マトリクスLEDヘッドライト」を搭載しています。
「アウディ プレセンス」「アウディ サイドアシスト」といった、アシスタンスシステムにもご注目ください。
さらに、エンジン性能も向上しており、 4.0L V型8気筒DOHCインタークーラー付バイターボを搭載。
最高出力が、331kW(450ps)へとパワーアップしています。
※最大トルクは550Nm(56.10kgm)のまま
4代目「アウディ S6」基本モデルのスペック
4代目「アウディ S6」のスペックは以下のとおりです。
- 全長:4,945 mm
- 全幅:1,875 mm
- 全高:1,445 mm
- 車両重量:2,010kg
- 最高出力:331kW[450PS]/6,400rpm
- 最大トルク:550Nm[56.10kgm]/1,400rpm
5代目アウディ S6の特徴
2020年9月、フルモデルチェンジした5代目アウディ S6が登場しました。
「新しいアウディのデザイン言語」を体現した、スポーティかつエレガントなデザインが特徴。
S専用デザインの前後バンパーを備え、精悍さが増しています。
ブラック基調で洗練されたインテリアには、マット仕上げのアルミニウム製デコラティブパネルと、上質なバルコナレザーを用いたSロゴ付のスポーツシートが採用されました。
10.1インチと8.6インチの2つのタッチディスプレイを採用したMMIタッチレスポンスからなる最新のインフォテイメントシステムや、先進の運転支援システムを搭載しています。
エンジンも新しくなり、2.9L V型6気筒ターボエンジンを搭載。
最高出力は先代モデルと変わらず331kW(450ps)ですが、最大トルクは600Nm(61.20kgm)と増強されました。
エンジン技術としてご注目いただきたいのが、「48Vマイルドハイブリッド(MHEV)システム」を搭載しているところです。
48Vリチウムイオンバッテリーを使用しており、走行中に発生させた回生エネルギーで高効率かつ快適な走行を実現します。
トランスミッションは、8速ティプトロニックトランスミッションを組み合わせます。
アウディ S6について詳しくは、こちらのコラムもご覧ください。
Audi S6はプレミアムアッパーミドルセダン!魅力について解説
5代目「アウディ S6」基本モデルのスペック
5代目「アウディ S6」のスペックは以下のとおりです。
※2023年2月16日時点
- 全長:4,955 mm
- 全幅:1,885 mm
- 全高:1,420 mm
- 車両重量:1,970kg ※
- 最高出力:331kW[450PS]/5,700-6,700rpm
- 最大トルク:600Nm[61.20kgm]/2,000-5,000rpm
※サンルーフ装着車の場合は+20kg
※サンルーフ、Bang&Olufsen 3Dサウンドシステム装着車の場合は+30kg
※ダイナミックオールホイールステアリング、リヤスポーツディファレンシャル装着車の場合は+40kg
※ダイナミックオールホイールステアリング、リヤスポーツディファレンシャル、Bang&Olufsen 3Dサウンドシステム、サンルーフ装着車の場合は+70kg
「アウディ S6」の年式を知って理想の一台を
プレミアムアッパークラス「アウディA6」の高性能スポーツモデル「アウディ S6」。
1994年11月に日本に登場し、現行モデルはフルモデルチェンジを経て、5代目を展開しています。
ダイナミックな走行性能をはじめ、スポーティかつエレガントなデザイン、上質なマテリアルが採用されたインテリアなど、見どころ盛りだくさん!
アウディの先進テクノロジーや最先端のドライバーアシスタンスを標準装備し、安全なドライブを楽しめるところにもご注目ください。
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