2025.10.24
車ローンは月いくら?月々の支払額が決まる仕組み・負担を抑える方法も紹介
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
車の購入を検討する際、多くの方が気にするのは車ローンの月々の返済額かと思います。
車は大きな買い物だからこそ、購入後も無理なく返済できる月々の支払額を把握することが重要です。
今回は、車ローンの平均月額の目安から、月々の支払額が決まる仕組み、月々の負担を抑えるポイントまで、わかりやすくご紹介します。

車ローンの平均月額はいくら?目安をご紹介
車ローンに関して、どの程度の月額に設定すればよいのか悩んでいる方も多いでしょう。
まずは、一般的な車ローンの平均月額や年収別の目安を確認してみましょう。
全国の車ローン平均月額
車ローンにおける月々の平均返済額は 約2万円~3万円程度が最も多い傾向にあります。
※これは、軽自動車や中古車など比較的手頃な車両を購入した場合の割合が高いためです。
平均的な車ローン返済期間
車ローンの平均的な返済期間は、中古車で3~5年、新車で5~7年程度が多いといわれています。
特に、新車購入時は5年(60回払い)を選択される方が多い傾向にあります。
年収別の車ローンの目安
一般的に、ローンの返済総額(車ローン・住宅ローン・教育ローンなどを含む)は、年収の 2〜3割程度に抑えることが望ましいとされています。
これを12か月で割ると、月々の返済額の目安が計算できます。
計算式
年収 × 返済割合 ÷ 12 = 月々の返済額目安
<年収600万円の場合>
例えば、年収600万円の場合、年収の2〜3割に相当する年間返済額・月額返済額の試算はこのようになります。
| 返済割合 | 年間返済額 | 月額返済額の目安 |
| 20% | 600万円 × 0.20 = 120万円 | 120万円 ÷ 12 = 約10万円 |
| 25% | 600万円 × 0.25 = 150万円 | 150万円 ÷ 12 = 約12.5万円 |
| 30% | 600万円 × 0.30 = 180万円 | 180万円 ÷ 12 = 約15万円 |
※この目安は、車ローン単体ではなく、住宅ローンや教育ローンなどを含めた総返済額を前提にしています。
年収600万円の場合、車ローン単体での月額目安は、年収の10〜15%程度(月5〜7万円前後)と考えられます。
他の借入がある場合は、総返済額とのバランスを確認することが重要です。
無理のない車ローンの月額設定のポイント
- 車両価格、頭金、金利、返済期間を総合的に考えて月額を決める
- 生活費や将来の支出も考慮して、車関連費用全体を把握する
- 具体的な月額は、実際のローン条件や購入車種によって大きく変わるため、事前にシミュレーションして確認する
無理のない月額設定を意識することで、購入後も安心して車ライフを楽しむことができます。
車ローンのシミュレーション例
700万円の新車(頭金なし)を例に、ローン期間・金利ごとのシミュレーション表をご紹介します。
3年(36回払い)の場合
| 金利 (%/実質年率) |
月々支払(円) | 総支払額(円) | 支払利息合計(円) |
| 1.99 | 200,000 | 7,200,000 | 200,000 |
| 2.99 | 204,000 | 7,327,000 | 327,000 |
| 3.5 | 205,000 | 7,384,000 | 384,000 |
| 5.0 | 210,000 | 7,552,000 | 552,000 |
5年(60回払い)の場合
| 金利 (%/実質年率) |
月々支払(円) | 総支払額(円) | 支払利息合計(円) |
| 1.99 | 123,000 | 7,359,000 | 359,000 |
| 2.99 | 126,000 | 7,545,000 | 545,000 |
| 3.5 | 127,000 | 7,640,000 | 640,000 |
| 5.0 | 132,000 | 7,926,000 | 926,000 |
このシミュレーションから分かるように、返済期間が長いほど月額は下がりますが、利息総額は増える傾向にあります。
頭金を用意したり、残価設定ローンを活用したりすることで、さらに月々の負担を軽減することが可能です。
具体的なシミュレーションや返済相談は、お近くのヤナセアウディショールームにご相談ください。
車ローンの月々の支払額が決まる仕組みを理解しよう
車ローンの月額がどのように決まるかを理解することで、より適切な返済プランを立てることができます。
月額を決定する主な要素は、車両価格、頭金の有無と金額、金利、ローン期間です。
車両価格から頭金を差し引いた金額が元金となり、これに金利が加わって総支払額が決まります。
金利の違いによる影響は大きく、例えば700万円の車を5年ローンで組む場合、金利が1%変わるだけで、月額に約3,000円、総支払額に約20万円の差が生じます。
支払回数を長くすると月額は抑えられますが、利息負担が増えるため総支払額は高くなります。
新車と中古車では金利設定が異なり、一般的に新車のほうが金利面で有利な条件を受けられることが多い傾向にあります。
そのため、車ローンの平均月額も異なります。
アウディの車ローンについて詳しく知りたい方は、「アウディの自動車ローンの種類を知って自分に合った購入プランを!」をご参考ください。
車ローンの月々の負担を抑える方法はある?メリット・デメリットも確認
車ローンの月々の負担を軽減する方法はいくつかありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
無理のない返済プランを立てるために、各方法の特徴を理解しておきましょう。
頭金を多めに入れる方法
頭金を多くすることで借入額を減らし、月額負担を抑えられます。
- メリット:月額の軽減と利息負担の削減
- デメリット:購入時の資金負担が増えるため、手元資金が減り、急な出費に対応しにくくなる可能性がある
家計に無理のない範囲で設定すれば、長期的に負担軽減効果が期待できます。
ローン期間を延ばす方法
5年から7年など、ローン期間を延ばすことで、月額負担を抑えられます。
- メリット:月々の負担軽減により、家計に余裕が生まれる
- デメリット:利息負担が増え、総支払額は高くなる
月々の支払いに余裕ができることで、生活の質を維持しながら車を所有できます。
残価設定ローンを活用する方法
契約終了時の車の価値を設定し、その分を差し引いた金額でローンを組む方法です。
- メリット:月額を大幅に抑えられ、契約終了時に新車への乗り換えがスムーズにできる
- デメリット:走行距離制限があることや車両の状態によっては追加費用が発生する可能性がある
定期的に車を乗り換えたい方には理想的な選択肢となるでしょう。
ヤナセアウディでは、お客様のライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案いたします。
中古車ローンのメリットデメリットや金利相場について詳しく知りたい方は、以下コラムをご覧ください。
中古車購入は頭金なしフルローンでもOK?メリット・デメリットも確認
車ローンの月額はいくらにすべき?決める際のポイント

車ローンの月額は、単に支払い可能な金額を設定するだけでは不十分です。
将来の変化も考慮して、慎重に検討することが大切です。
ボーナス払いの有無の検討
ボーナス払いを設定すると月額を抑えられますが、ボーナスは景気や会社の業績に左右されやすい収入です。
安定性を重視する場合は、ボーナス払いを使わない方法も検討することをおすすめいたします。
金利変動への対応
変動金利を選択した場合、将来の金利上昇リスクも考慮する必要があります。
固定金利は安心感がありますが、やや高めの設定になることがあります。
どちらを選ぶかは、金利動向の見通しやリスク許容度に応じて決めると良いでしょう。
繰上げ返済の可能性
余裕ができたときに繰上げ返済を行うことを視野に入れると、利息負担を軽減できます。
- 期間短縮型:総支払額を減らせる
- 返済額軽減型:月額を減らせる
生活費や将来の支出も考慮した設定
車のローン返済だけでなく、維持費も含めて自動車関連支出を総合的に把握することが重要です。
車関連費用を総合的に把握することで、無理のない返済計画を立てられます。
将来のライフイベントも考慮し、長期的な視点で返済計画を組むことが大切です。
無理のない車ローン月額を設定し、安心のカーライフを始めよう
車ローンの月額は、車両価格、頭金、金利、返済期間などによって決まります。
一般的にローンの返済総額は、年収の2〜3割程度に抑えることが望ましいとされています。
それを12か月で割ると、月々の返済額の目安が計算できます。
年収600万円の場合、車ローン単体での月額目安は、年収の10〜15%程度(月5〜7万円前後)が目安と考えられます。
車ローンの月額を抑える方法としては、頭金の増額、返済期間の延長、残価設定ローンの活用などがありますが、それぞれメリット・デメリットを理解した上で選択することが重要です。
ボーナス払いの有無、金利変動リスク、繰上げ返済の可能性、生活費とのバランスなどを総合的に判断し、無理のない返済計画を立てましょう。
ヤナセアウディでは、お客さまお一人おひとりの状況に合わせた最適な車ローンプランをご提案可能です。
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