2024.10.18
車購入で2台同時にローンは組める?ポイントや注意点を紹介
アウディヤナセオートモーティブの清水です。
車を購入する際に、カーローンを組む方は多いでしょう。
ローンを利用すれば、まとまった現金が用意できないときでも車を購入することが可能です。
車を2台購入したり買い替えたりするために2台分のローン契約を希望する方もいますが、車のローンは2台同時に組めるものなのでしょうか。
今回は、2台同時のカーローン契約の可否をご紹介。
車購入で2台同時にローンを組む際のポイントや注意点とともにご紹介します。
車購入の際に2台同時にローンを利用できる?
まずは、車購入の際に2台同時のローンが発生するケースと、ローン利用の可否について解説していきます。
2台同時にローンを利用するケース
2台同時に車のローンを利用するケースとしては、次の2つが考えられます。
- 2台同時に車を所有するケース
- ローンが残っている車を買い替えるケース
まず考えられるのが、車を2台所有するにあたって、その2台ともにローンを適用したいと考えているケースです。
例えば、「アウトドア用としてSUVを、普段使い用としてコンパクトカーを所有したい」など、目的によって別の車を使い分けたいと考える人は少なくないでしょう。
また、ローンが残っている車を手放して、新たに車をローンで購入したい場合にも、2台分のローンが発生する可能性があります。
「手放す車を買取に出して、買取価格がローン残債より高かった場合」には先にローンを完済することができますが、「買取価格がローン残債よりも低かった場合」は手放す車の分のローンが残ってしまいます。
その状態で新しい車をローンで購入するとなれば、ローンは2台分になります。
2台同時のローン利用は可能
結論から述べると、車のローンを2台同時に組むことは可能です。
ただし、ローンの審査は返済能力が重要視されます。
収入が安定しているか、年収に対する借入金額が高すぎないかによって、2台分のローン審査が通るかどうかは変わるでしょう。
さらに、審査には返済事故歴の有無も影響します。
また、ローンが残っている車を買い替える場合には、「所有権が誰にあるか」をよく確認することも大切です。
一般的に、ディーラーや販売店、信販会社などでローンを組んでいる場合、所有権はそのディーラーや販売店、信販会社にあります。
このような場合、使用者が独断でローンの残る車を売却することはできず、一括返済および所有権変更が必要になるので注意しましょう。
ローンが残っている車の買い替えについては、「ローンが残っている車を買い替える方法は?流れやタイミングもご紹介」で詳しく解説しています。
2台同時に組む際の車のローンの種類
2台同時に車のローンを組む場合には、次の種類のローンを利用することになります。
【ダブルローン】
- 2つのローンが同時に走るタイプのローンのこと
- ローンが2本になるため月々の支払額はかなり増える
- 審査は通りにくい
【オーバーローン】
- 1台目のローンに2台目の金額を上乗せするタイプのローンのこと
- 元本が増えるため月々の支払額も増える(ダブルローンよりは抑えられる)
【おまとめローン】
- カーローンとそれ以外の複数のローンを合わせて一本化するタイプのローンのこと
- 金利はカーローンより高い場合が多い
2本のローンが走るダブルローンは、それぞれで返済を行うため、月々の支払額はかなり増え、審査も厳しくなります。
月々の支払いを抑えるには「オーバーローン」や「おまとめローン」といったローンがあります。
オーバーローンやおまとめローンを活用する場合、ダブルローンと違い、買い替える1台目の車の残債を2台目の車のローンに上乗せすることが可能です。
また、支払いが1本にまとまるため、月々の返済の手間が軽減される点もメリットでしょう。
ただし、ギリギリの金額まで借入をしてしまうと、その後の返済が難しくなってしまうこともあります。
これらのローンの利用は、自分の支払い能力や家計の状況を踏まえて、無理のないよう慎重に検討することが大切です。
車購入の際に2台同時にローンを組むときのポイント
車の購入の際に2台同時にローンを組みたい場合、金融機関やローン会社の審査はどうしても厳しくなります。
また、もしローンに通っても、契約者自身が今後の返済に不安を感じる場合もあるでしょう。
これらのリスクを払拭するためには、次の3つのポイントをご確認ください。
ほかのローンを完済しておく
車のローンを2台同時に組みたい場合には、できるだけほかのローンを完済しておくことをおすすめします。
ほかのローンが残っていなければ、借入可能金額が上がり、ローン審査に通る可能性が高くなるというのがその理由です。
反対に、ほかのローンが残っていると、条件は悪くなり、ローン審査通過のハードルは上がってしまいます。
住宅ローンや教育ローン、カードローン、カードのリボ払いなど、完済できるローンがあるのなら完済してから車のローンの審査手続きを進めるほうが安心でしょう。
頭金を多めに用意する
2台分のローンを組みたい時には、頭金を多めに用意することも検討しましょう。
頭金を多く用意することで借入金額を減らすことができれば、ローンの審査に通る可能性は高くなります。
また、頭金を多く用意すれば、支払う利息を減らすことも可能です。
返済期間が短くなるメリットもあります。
家族名義でローンを組む
自分の名義で1台目の車のローンや住宅ローンなどを契約しており、借入金額に制限がある場合には、家族名義でローンを組むという選択肢も検討しましょう。
収入の安定した家族がいるのであれば、その名義でもローンを契約できる可能性は高いです。
ただし、家族がローンを契約したとしても、家計が一緒の場合、一つの家計から2台分のローン返済を行うことになります。
返済能力の有無や返済計画については、家計と相談しながら慎重に判断するようにしましょう。
車のローン審査の基準については、「車のローン審査の基準は?審査に通らない原因や対処法も解説」もご確認ください。
車購入で2台同時にローンを組むときの注意点
2台同時にローンを組んで車を購入する際には、次の3つの注意点を踏まえ、慎重に判断を行いましょう。
毎月の返済額が増える
2台同時にローンを組むと、当然毎月の返済額は増えます。
車の金額にもよりますが、ダブルローンであれば、返済額が2倍以上になることも。
返済額の増加は、家計にとって大きな負担となる可能性があるため、2台分のローン返済については事前によくシミュレーションしておくことが大切です。
また、新車だけでなく中古車も選択肢に入れると良いでしょう。
中古車であれば、人気の車種であっても比較的お手頃な価格で手に入れることができます。
維持費も2倍になる
ローンを組んで車を2台所有する場合、車の維持費は約2倍になります。
車検を受ける費用や税金も、それぞれの車両に対して支払わなければなりません。
2台目の車を購入する場合には、ローンだけでなく維持費も2台分かかることを把握しておきましょう。
審査に通らない可能性が高くなる
2台の車をローンで購入する、また前の車のローンが残った状態で新たにローンで車を購入するとなると、借入金額はどうしても大きくなります。
借入金額が大きいと、ローンの審査に通る可能性は低くなってしまいます。
審査では全ての借入を調査されるため、借入金額をごまかすことはできません。
車のローンについては、審査の結果、ローンを組めないケースがあることも理解しておきましょう。
車購入で2台同時にローンを組むことは可能!審査が厳しい点にはご注意を
車を2台所有する場合やローンが残っている車を買い替える場合には、2台分のローン契約が必要になることがあります。
車の購入で、2台同時にローンを組むことは可能です。
このような場合には、2つのローンを別々に契約する「ダブルローン」、1つのローン金額にもう1つの金額を上乗せする「オーバーローン」、他のローンもまとめて一本化する「おまとめローン」といった方法を選ぶことができます。
ただし、2台同時のローンでは借入金額が大きくなるため、ローン審査は厳しくなります。
ローン審査に通りやすくするには、ほかのローンを完済する、頭金を多めに用意する、安定した収入のある家族名義でローンを契約するといった方法が効果的です。
2台同時にローンを組むとなると、月々の返済額はもちろん、車の維持費も多くなるため、ローン契約の判断は家計の状況を踏まえて行うようにしましょう。
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